ホランヘ〜 ページ25
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ホシに抱き枕にされたまましばらくそうしているとドキドキもおさまり心が落ち着いてきていた。
HS「な〜A、Aってツンデレなの?」
『…そんなことない…たぶん。』
HS「ふ〜ん、なんか最近俺に冷たくない?」
彼女やファンの子達にヤキモキしてたなんて本人の前で言えるわけない。
『それは…大変失礼しました。』
HS「ヤ〜急に敬語〜好き同士なんだからやめろよ〜。」
『命令は1つだけだよー』
HS「Aのケチ〜」
『ケチです〜、あと何分?眠いなら早く寝てよ?』
HS「ん?あと9分かな。Aがキスしてくれたら静かにおねんねできるよ〜♪」
『9分?!ふざけないでよ…もうおしまい、どいて。』
私にピタッとくっついているホシをぐいぐい押すけどビクともしない。
HS「…デレのほうはいつく来るの?俺、Aに冷たくされて寂しい…寂しすぎて死んじゃう泣」
私に回されていたはずのホシの手が、いつの間にか私の手を握りしめポッポしている。
『ホシ…やめて』
HS「俺さ頑張るのは得意だけど、駆け引きとかそう言うのできないんだよ…だからさお願い…A、素直になってよ?」
ホシはこれまでに見たことのないような切ない顔をしていた。
『私は…』
ホシの傍にいる女の子達に立ち向かうなんて無理なの…
引け目があるのならすぐに逃げたいの…
ホシみたいな好きじゃないんだよ…
『スニョンア…最後にまたキスして?』
HS「最後なんてそんな寂しいこと言わないで…」
ホシはデートの時のような触れるだけのキスを何度も何度も繰り返してくれた。
そのキスがあまりにも同じすぎて、優しすぎて、次があるんじゃないかと期待してしまう自分がいて、
もう泣かないと決めたのに涙が止まらなかった。
『ホシ…もう10分経ったから行くね…』
HS「Aっ、… 」
私は振り返ることなくホシの部屋をあとにした。
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NOVI(プロフ) - キナコさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂き感謝です!続編で書いてもいいですかね?構想まとまったらアップしますね♪(亀なのですぐは無理なんですが汗) (2022年1月13日 6時) (レス) @page50 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 初コメント失礼します。胸キュンしたり思わず吹き出したりしながら、楽しく読ませていただきました!ありがうございます!!続編書いていただけると嬉しいです〜 (2022年1月12日 23時) (レス) id: 620750ed80 (このIDを非表示/違反報告)
NOVI(プロフ) - みとさん» 私入力遅いですね笑、みとさんと入れ違い感ハンパない笑 (2022年1月12日 20時) (レス) id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
NOVI(プロフ) - みとさん» コメントありがとうございます!亀更新の本作を楽しみにして頂き感謝です♪続編か新作か…両方書きたい(キャパオーバー)!! (2022年1月12日 20時) (レス) @page50 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
みと(プロフ) - NOVIさん» 需要しかないです!ぜひ書いてください😊 (2022年1月12日 20時) (レス) id: 2a76d5fdfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NOVI | 作成日時:2021年10月8日 16時