ホランヘ〜 ページ22
.
HS「ファンじゃなくても、ダンスしてる俺カッコよかったよね?」
『うん。』
HS「ファンじゃなくても、デートも楽しかったよね?」
『うん。』
HS「ファンじゃなくても、また会いたいって思ったよね?」
『うん?』
なに?ファンじゃないとダメなの?
HS「というかすでに好き同士だったよね?!」
『うっ…あの日は…その…雰囲気で?』
HS「ヤー“流された”とか言わせないよ?!」
立っている私のそばで胡座をかいて座っているホシは幼稚園児のようにプリプリと頬を膨らませている。
『あ〜もう、好き好き大好き〜好き同士だよ〜?』
ホシのその姿が可愛くて、ついつい同じ目線になって膨らんだ頬を突きながら言ってしまった。
HS「…じゃあ、仲直りのポッポ!ちゃんとここにして!」
ホシは突き出した唇を指でツンツンしながら言った。
しょうがないな〜と思いながら顔を近づけたその時、
“ …気持ちが繋がっていないのに、ここにキスしたらダメですよね…”
急にさっきミンハオ君が言ったことが頭をよぎり自分の動きが止まった。
『…今日はやめとく。』
どんなに『好き』と言っても、ホシと私は“キャストと客”もしくは“パフォーマーと観客”にすぎない。
本当の気持ちは繋がっては…いない
HS「あー作戦失敗だー!!俺、襲わない約束しちゃったからAから来てくれないと触れないんだよ!!」
ホシは「ハグもポッポもそれ以上もできないー!虎なのにー!肉食獣なのにー!」と床の上で大の字になってバタバタしている。
滑稽だ。
ホシはいつも通りなのに、私だけが意識している。
なんだかこの状況がばかばかしくなってきた。
『作戦失敗だね笑 でもホシの約束のおかげで普通におしゃべりできそうだよ。』
「ホント?!」と飛び起きると、その勢いのままベッドに戻っていった。
HS「よし!今日は紳士スニョン様としてAとおしゃべりしよう!Aもベッド…じゃなくてそのクッションにでも座って!!」
ホシが指さしたところにあった白い球体のクッションに座らせてもらった。
『何から話そうか?』
HS「何から?…ん〜…そうだな…改まると…なに話せばいいか、分からなくなる!」
『じゃあさ、さっきの“ホランヘ”ってなに?』
虎の真似してたし虎にまつわる造語かな?
.
1239人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NOVI(プロフ) - キナコさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂き感謝です!続編で書いてもいいですかね?構想まとまったらアップしますね♪(亀なのですぐは無理なんですが汗) (2022年1月13日 6時) (レス) @page50 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 初コメント失礼します。胸キュンしたり思わず吹き出したりしながら、楽しく読ませていただきました!ありがうございます!!続編書いていただけると嬉しいです〜 (2022年1月12日 23時) (レス) id: 620750ed80 (このIDを非表示/違反報告)
NOVI(プロフ) - みとさん» 私入力遅いですね笑、みとさんと入れ違い感ハンパない笑 (2022年1月12日 20時) (レス) id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
NOVI(プロフ) - みとさん» コメントありがとうございます!亀更新の本作を楽しみにして頂き感謝です♪続編か新作か…両方書きたい(キャパオーバー)!! (2022年1月12日 20時) (レス) @page50 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
みと(プロフ) - NOVIさん» 需要しかないです!ぜひ書いてください😊 (2022年1月12日 20時) (レス) id: 2a76d5fdfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:NOVI | 作成日時:2021年10月8日 16時