【MEMBER SIDE】 ページ16
ー宿舎ー
RM「ユンギヒョン、話ってなんですか？
ジンヌナに一体なにがあったんですか？」
ユンギはあの現場の後からずっと浮かない表情をしている。
SG「…衣装のジュノさんがジンヌナに手を出しやがった。」
JH「えっ？！」
JM「はっ？！」
JK「なんでユンギヒョン止めなかったんですか？！」
V「わあああー！！
ユンギヒョンを責めないで！！
服着ないで泣いていただけなんだよ！！」
JM「いや！それ問題あるだろ？！」
SG「俺はジュノさんに気付いてたし、ずっとヌナの傍にいたのにこんな事になるなんて…
…すまなかった。」
マネ「……ユンギのせいじゃない。
俺も薄々は気付いていたんだが、確証がなく対応しきれずにいたんだ。
ジンの意見も聞かなくてはならないが、警察も視野に入れる必要がある。」
RM「…警察。」
SG「マネヒョン…事務所…いや、俺達だけで話を終わらせる事にしませんか？
警察だと、これまでの経緯を何度もジンヌナに全部話してもらわなくちゃならない。
事務所に話して、情報だったり噂が外部に漏れてしまうかもしれない。
俺の勝手だけど、ヌナにそんな辛い思いはしてほしくないんです。」
これまでメンバーや身近なスタッフ以外、誰一人として指一本触れさせた事がなかった。
それは虫どもの目を見れば一目瞭然だったから…
ジュノさんだって、つい最近までそんな目で見ていなかったはず…
どこで歯車が狂ってしまったのだろうか…
JK「まずはジュノさんどうするんですか？
このまま僕達のスタイリストなんですか？
現場の担当じゃないから殆ど顔は見ないと思いますけど、会ったら殴ってしまいそうです。」
V「俺も冷静でいられる自信ないです。」
JH「マンネ達の気持ちも分かるけど、すぐにどうこう出来る話じゃないよ。」
マネ「…だったら、俺から連絡してみようか？」
マネヒョンがスマホでジュノさんに電話を掛けはじめた。
Prrrrrr
ジュノ『…ヨボセヨ。
お疲れ様です。掛かってくると思っていました。』
マネヒョンはマイクをスピーカーにし、ジュノさんと通話しはじめた。
マネ「シーッ『ジュノさんお疲れ様です。
今日は収録に参加して頂き、ありがとうございました。』
マネージャーらしく、今日の仕事のお礼やコメントなどを話しつつ、話しやすい雰囲気を醸し出していた。
マネ『ところで、うちのジンの事なんですが、』
ついに本題を切り出した。
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作者名：NOVI | 作成日時：2021年6月16日 13時
