記憶にないヤツ ページ16
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「なぁ、あのメッセージなんなの？」
移動車に乗り込むと脈絡もなく意味不明な言葉を投げかけられた
WZ「あ？何の話？」
「とぼけるなよ〜笑、で？Aって誰？？」
WZ「A…？、お前の知り合いか？」
「…あ〜そういう事ね。俺の知ってる人にAはいない。騙されたんじゃね？」
「“Aに優しくして”ってジフナが俺に送ってくる事自体がヘンだと思ったんだよな〜ほら！」と眉間に皺を寄せながら携帯の画面を見せつけてくる
俺とのトークルームである事は確かだ、けど…
WZ「俺は送った記憶はないぞ」
「そんなワケないって〜自分のも見てみろよ」
「早く早く！」とうるさく言うから仕方なくトークルームを開く
WZ「…は？どういう事？」
「ほら〜お前が送ったんじゃん！」
俺の画面にも送った記録が残っていたが、文字を入力した記憶も何もない
「もしかして！そのAってヤツが勝手に俺にメッセージ送ったとか？！」
WZ「………。」
「それサセンなんじゃ…マネヒョンに言わn…！！」
WZ「違うからよせ！……俺が、うん、寝ぼけてた」
「…紛らわしい事するなよ！気持ち悪いしこのメッセージ消すからな！お前も消せよ！！」
WZ「…ん」
言われたとおり記憶にないこのメッセージを消す
なのに心のどこかで引っかかるのを感じ、念のためスクショだけ残しておいた
「あ〜このスケジュールなんとかならないかな〜今日はパフォーマンスもっと詰めたいのにっ！」
WZ「どんだけ詰めるだよ笑」
団体練習の合間に個人スケジュールが入ってはいるが、“なんとかする”ってほど過密じゃない
「お前はいいよな〜ヨントン明日だもん！」
WZ「あ〜今日なの？」
「今日なの！ただでさえ頭ん中いっぱいなのに…苦手なんだよヨントン！！」
WZ「知ってる笑。SNSで流れてくるヨントンの動画見るけど、いつも良くやってると思う」
ヨントンの録画や投稿は禁止されてるが、見つけるとついつい見てしまう
「ジフナ〜涙、お前がこの世で１番だよ！！」
WZ「はいはい笑、俺は作業あるからまた後でな
まぁ、頑張って？」
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WZ「ふう…」
うるさいヤツと別れ、作業室の自分の椅子に座りながら、さっき撮ったスクショを眺める
WZ「A…A…A…」
誰かに何かを伝えなきゃいけなかった気もするが、
WZ「思い出せないって事は、重要ではない」
そう言葉にして俺は作業を開始してしまった…
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ラッキーアイテム
食べかけを食べるバーノン
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NOVI(プロフ) - こあらさん» ご指摘ありがとうございます！ページ４のバーノン回のスングァンのセリフ部分ですよね？？先程訂正致しました！！감사합니다！！ (2022年9月26日 18時) (
レス) @page4 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - ゆうならば나를 보고싶어?です! (2022年9月26日 18時) (レス) @page4 id: 454ea92083 (このIDを非表示/違反報告)
NOVI(プロフ) - SKYWaterさん» コメントありがとうございます！笑って頂けて作者冥利に尽きます♪♪まだ全然終わりが見えてないので今後もふざけ倒した展開をお楽しみ下さ〜い！笑 (2022年9月19日 22時) (レス) @page20 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
SKYWater(プロフ) - これめっちゃ面白いですね！まじ最初っから全部読んでめっちゃ笑いました。 (2022年9月4日 0時) (レス) id: 7edb3135d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NOVI | 作成日時：2022年8月2日 15時
