育成ゲーム レンタル彼女２【SVT】

Thirteenth Stage:HS ページ5

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「なぁ、ミョンホ〜」


「なんですか？次の公演依頼でもあったんですか？」


「ううん、ない。」


「じゃあ何なんですか？笑」


スタジオでストレッチをしながら、ふと気になった事を聞いてみた


「なんでロック画面フグに変えたの？」


「えっ？勝手に僕の携帯覗かないでください。」


「覗いてない！見えただけ！！」


「はいはい笑、可愛くないですかフグ？ 小さなヒレを懸命に動かして泳いでるんです。」


ミョンホはわざわざ携帯を持ってきて「どうです？」と自分で撮ったであろう動画を見せてくれた


“ミンハオ君！見て！ここたくさん集まってるよ！！”

“え〜どこが似てるの？笑”

“だからコレは食べれないってば笑”


ミョンホの声と共に聞き覚えのある女性の声が入っていて一瞬動悸を感じた


「…A？」


「はい、Aさんと行ってきたんです。」


ミョンホは何事もなかったように携帯をしまうとストレッチを再開してしまった


Aが他のメンバーとデートしてたのは知ってるけど、現場を見たワケではないしリアルにその事実を感じる事はなかった


だけど、そのリアルな破片を突きつけられた瞬間、俺の中にいる虎(けだもの)が小さな檻の中を右往左往し始めた


「水族館かー！俺も連れてってあげたかったな〜笑」


「はい、詳しくは言えませんが楽しかったですよ笑」


いつものように優しく微笑むミョンホを可愛らしいと思う気持ちと同時に、余裕のあるミョンホの態度に煽られてるようにも感じていた


大事な弟に対してこの気持ちを感じていいのだろうか？


首を大きく横にふり、気持ちを切り替え今やるべき事に集中する


「ハヤー！！今日も全力で行くぞ！！！」


.



急に噴き出た焦りがアドレナリンとなって、その日のスケジュールをどんどんこなし宿舎へもどった


「ヒョン！ヒョン！シュアヒョン！」


「なに？いま忙しいんだけど？」


「調べてほしい事とお願いが…」


「…あとじゃダメ？」


「ヒョンに会うために急いで帰ってきたの！
１０秒！１０秒だけ！お願いします！！」


「はぁ…早く言ってくれる？」


「ヒョン大好き♡」


JS「はい、５秒経過。」


「アンデエエエエ！！」


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