育成ゲーム レンタル彼女２【SVT】

Seventeenth Stage:告白１ ページ38

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目の前の彼は「いいよ」とすぐにブーちゃんに合図を送った


SG「はい！では始めさせて頂きます！ホシヒョンお願いします！！」


HS「トップバッタアア！気合い入れろおおお！！カジャアアア！！！」


WZ「お前は気合い入れすぎ、うるさい」


HS「こっちの方が盛り上がるんだよ！！じゃ、スタートな！ １・２・３、始め！」


ホシが高揚した中、最初の告白が始まった


【１番目】


WN「Aさん、立ってもらってもいい？」


『う、うん…』


言われた通り立ち上がると、ウォヌ君も１歩だけ近寄った


WN「ん？緊張してる？」


『あ、うん…』


まだお互い距離はあっても、これから告白されるんだしドキドキするのは当たり前だと思う


WN「俺も。いろいろ考えてきたけど、いま頭の中真っ白でヤバい笑」


『全然緊張してる風には見えないよ？いつも通り笑』


私からはむしろ余裕があるように見える


WN「えっマジ？ガッチガチなんだけど笑」


そう言いながら口角を上げるウォヌ君の表情は確かに少し硬いのかも？


WN「告白するのに制限時間あるのって可笑しいよね？」


『１分７秒だっけ？微妙なタイムだよね笑』


WN「俺も同じ事考えてた笑」


『本当だよね笑』と特に面白い事もないのに、お互い控えめに笑いあっていたその時、


WN「ヌハハッ、好き」


『ハハッ…えっ？』


突然の“好き”に身体が固まる

さっきまでの和やかな空気が一転し、時間も思考も停止してしまった


WN「好き。はい、コレ」


『えっ？あ、ありがとう』


ささったら受け取るはずの花を自然と受け取ってしまった


WN「うん、じゃあそういう事だから」


目線をホシに移して合図をしてるから、えっ終わり？？と思っていると、「あっ、Aさん」と声を掛けると同時に私を引き寄せる


WN「これからもよろしくね？」


ウォヌ君は私の頭にポッポしたまま「好き」と呟くと、満足げに席に戻っていった


ヤバい…最初から心臓持ってかれた…


ー


《只今Aちゃん放心中のため、メンバーの話を聞いていません》


HS「ウォヌ時間過ぎたから失格な！！」


WN「花渡すまでの時間でしょ？だから失格じゃない」


HS「…卑怯だぞ！チートだ！チート！！」


SG「ま〜ま〜ホシヒョン落ち着いて？最初だから多めに見てあげましょうよ？？」


HS「くぅ〜…残りのヤツはこのチート認めないからな！１分７秒守れよ！！」


SG「守ってくださいね〜汗 (このヒョン面倒くさい…)」


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