育成ゲーム レンタル彼女２【SVT】

Twelfth Stage:MH ページ2

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「Aさん、なんだか雰囲気変わりました？」


前は女性らしいスタイルだったし、僕が選んだデート服もそんなAさんのイメージに合わせて選んだ


だからか、柔らかな素材であってもマニッシュなセットアップだと違和感を覚える


『最近買って気に入ってるんだ。イマイチだったかな？』


「そんな事ないですよ笑、清潔感があって可愛らしいです」


『嬉しい///…そろそろ行きますか？水族館？』


「はい！僕は手を繋ぎたいんですが、大丈夫ですか？」


ジョシュアヒョンの忠告通り、刺激は最小限に


僕がリードしつつも最終的な判断はAさんにしてもらう予定だ


『もちろん！デートなんだし、いっぱいスキンシップして癒されてね？』


…Aさんが彼女として成長している


最初から恋人繋ぎされた手に全ての神経が集まる


彼女に絆されている僕は、何を試されているのだろうか？


表情管理？
立ち振る舞い？

それとも大人としての余裕？


ヤバい、大切なデートの時間なのに余計なことを考えてしまった…


横目でAさんを見ると『水族館楽しみにしてたんだ♪』と楽しそうに歩いている


ヒョンが言ったような疲れは全く感じ取れない


「そういえば、僕の仕事は一段落したんですけど、Aさんはまだ忙しかったりするんですか？」


『仕事はボチボチかな〜、人気ライターってワケでもないし？笑
ミンハオ君が忙しかったおかげで、彼女の原稿が進みました〜♪ありがとうございました笑』


「えっ、それは僕は“どういたしまして”で合ってます？笑」


『合ってる合ってる笑
実はさ、デート終わったと思ったらすぐ次のデートしてて…他の仕事もあったから全然原稿書く気になれなかったんだ』


Aさんは思いを馳せるように空を見上げ、眩しそうに目を閉じていた


「じゃあ今日は“デートの休日”ってことにしましょう。ただ時間をゆっくり過ごすデートもいいんじゃないですか？笑」


『私はいいけど…ミンハオ君はそれで楽しい？“デートの休日”？』


「僕はAさんを独占できるだけで幸せなんです笑。だから今だけは僕のこと大好きでいてくださいね？」


繋がっている手に少し力を入れると、それに応えるようにAさんの手にも力が入った


『ありがと…もちろん、大好きだよ？』


「…いま僕の顔見ないでくださいね」


今日も表情管理、できないかも…


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