１０日目 ページ11
そらるside
Aは昔から友達が出来にくかった
だから…正直今の学校でしっかりやれてるか…
いじめられてないか…俺達は心配で仕方ない…
だが、Aに聞いても…大丈夫…としか言わない…
昔から人に迷惑をかけることを嫌っていたAの事だから…何か嫌なことがあっても…俺達には言わない
少し寂しい気持ちもあるが…今のところ怪我とか、大きな事件はないから…大丈夫だと思う…
『そらるさん？』
そ「…んー？」
『ぼーっとしてるとケーキ貰っちゃいますよ？ww』
いつの間にか俺の目の前にあるケーキ
きてたのか…全然気づかなかった
そ「なんだ？食べたいのか？」
『…全然？』
絶対に食べたいだろwww
顔に書いてあるぞ美味しそうってww
そ「ほれ、やるよ」
『い、いや！いいです！…そらるさんが食べてください！』
そ「俺さっき食べてきちゃってこんなに食べれないから…食べて欲しかったんだけど…
悪い…無理だよな…」
そう言ってしょぼんっとしてみせると…
『…食べます！食べますからそんなに落ち込まないでくださいよ！！』
と言うA
よし！！計画通り
俺はニコニコしながらフォークでケーキを切り分けAの方にケーキが付いてるフォークを向けた
そ「あー」
『あ、…あー…ん…』
少し恥ずかしそうに食べるA
年頃の女の子に何やってんだって思うかもだけど…
別に俺はAを女の子として見てないし…
あ、違うよ？ただ…妹として見てるの
だから…その…貶してるわけじゃないから
そ「どう？美味しいか？」
『めっちゃ美味しい！！！！やっぱりスイーツは最高やわぁ…！！』
そ「ふふっ…良かった」
凄い幸せそうww
Aは昔からスイーツとか好きだなぁw
可愛いなぁ〜
俺は幸せそうにしてるAを見て笑みが零れる
ま「そらるさん…ロリコンにでも目覚めましたか…？」
そ「殴られたいのか？」
ま「結構です…汗」
全くコイツは…
てか…ロリコンはお前だろw
お前と一緒にするなw
Aはそんな会話を聞いてなくただ小さな両手で珈琲包みながら飲んでいた
一々可愛いなぁ…
坂田とは全然似てない小柄な体型
体も細く…指も綺麗
まつ毛は長く…目はくりくりしていて大きい
顔も小さくて…ロングが似合う
だけど…一つだけ坂田と似てるところがある
それは…
『んん〜』(*´▽`*)
美味しいものを食べた時のこの幸せそうな顔はホントにそっくりだ
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作者名：現/Ugly people&綿飴 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2017年9月26日 2時
