三十話 ページ35
『さっきからそんな態度で挑むから勝てないんでしょ。そろそろ状況を理解しなよ』
2人を若干睨みながら言う私をみてグリムは呟いた
「入学初日で退学って、ダセー気がするのだ。」
「うっ…それは…。」「ッ……」
『そんなの、全然クールじゃない』
グリムの言葉に反応した2人にエース君の言葉を借り更に追い討ちをかける
「はぁ、わぁったよ。やればいいんでしょ、やれば！で、どんな作戦で行く？」
『そうこなくっちゃ』
4人でくっつき作戦会議をする。
またケンカが起きるのかと身構えているとそんな事はなくて私の作戦にアドバイスをしてくれたり、だんだんとやる気を出してくれた
やっと協力してくれたとニヤニヤしながら作戦を立てる私を見て笑い出す3人
エース君はAの為にやってやりますかと髪の毛をぐしゃぐしゃにされ、デュース君にはいい笑顔だなと言われ顔を引っ張られ、グリムにはニヤニヤするなと叩かれたそれでも上がる口角が止まらなかった
そして鉱山の前に立ち作戦をもう一度振り返る
「A、…ほんとにこの作戦上手く行くのかぁ？…こわ…いや、不安なんだゾ」
『大丈夫、きっとなんとかなるよ』
と安心させるようにグリムの頭を撫でる
正直に言うと手も足も震えている自分が情けない
震えを抑える為に大きく深呼吸をして顔を思いっきり叩く
『よしっ、みんな行くよ！！』
それを見たデュース君が笑いながら私の肩を叩き
「あぁ。行こうか、A！」
「いっちょかましてやりますか！」
とエース君に強めに背中を叩かれた
やる気がある2人に思わず母親のように感動して涙が出そうなったが堪えて持ち場につく
鉱山の前で持ち場についたグリムをチラリと見てから
グリムにgoの指示をだした
「やい、バケモノ！！こ、こここっちなんだゾ！！」
「グルルルル……ガエレェエエエエエェェエエ！！」
「ギャッ！来た！A〜！！」
グリムの声に反応した怪物が鉱山から飛び出てきた
そんな怪物を離れたところから今度は私が大声を出しこっちに引き寄せる
『こっちだよ！バケモノ！！』
私の声に反応したモンスターはものすごい速さでこちらを振り向き私のそばにあった木に攻撃をする
持ち前の運動神経でそれを避けながらグリムと協力し洞窟から離すことに成功した
『今だっ！！』
「オッケー、お任せ！いくぜ、特大突風！」
私の合図と同時にエースくんが大きめの竜巻を起こす、そしてグリムの炎が合わさり強力な攻撃が怪物に当たった
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五右衛門 - 名無しさん» 今初めて気づきました！丁寧に教えてくださりありがとうございます！ (2020年4月24日 22時) (
レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 三十三話の学園長学園いきなり変な声でのところ誤字ってますよ。正しくは学園長がいきなり変な声でが正しいですよ! (2020年4月24日 19時) (レス) id: 7e13e83a6c (このIDを非表示/違反報告)
五右衛門 - 闍弥嵩 李さん» ほんとですか！よかったです！！そこの部分は特に力を入れて書いたところですw (2020年4月10日 21時) (レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
五右衛門 - 闍弥嵩 李さん» ほんとですか！よかったです！！そこの部分は特に力を入れて書いたところですw (2020年4月10日 21時) (レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
闍弥嵩 李(プロフ) - はじめまして、とても面白いです！ スカートトークの時のデュースくん、可愛いですねw (2020年4月7日 14時) (レス) id: ee787e14c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五右衛門 | 作成日時：2020年3月20日 12時
