二十七話 ページ31
前を見るとグレーの頭巾をかぶった白いオバケ
10年に来たお客さんだぁ、と言いながら襲いかかってくるオバケ達、全力で逃げる私達
『むりむりむりなんなのあのオバケ！寮にいるやつと全然違うんだけどぉぉ！！！』
「うぉ、A足はやっちょ、置いてくなよ！！」
「Aー！！オレ様を置いていくんじゃないんだゾ！」
「グリム！僕が持っていくから我慢してくれ！」
「グェ、持ち方が苦しいんだゾ！！」
(ひっひひひ、元気なお客さんだねぇ楽しくなってきたよ)
『怖い怖い怖いなんなのあのオバケたち無理なんだけど！！可愛くないぃぃぃ』
「少しは静かにできねぇの？！」
エース君についに怒られた
『ううう、ごめんなさいいい』
と喧嘩をしながらいつの間にか離れていた手
魔法を使いオバケ達を追い払おうとする2人マジすごい感謝しかない
やっと撒けたが遠くの角からこちらを探してるオバケが見えたのでブレーキをかけ近くの物陰に3人で隠れる
『無理なんだけどなんだあいつら怖すぎるだろマジ無理…』
とぶつぶつ言いながら二人の腕をギュッと抱きしめる
「ちょっ、腕！む、当たってるから！！離せって！」
「ちょ、うっあ柔らかぃ」
「ちょっ、お前！Aで変なこと考えるなよ！」
「変な事はなんだ！変なこととは！！」
また言い合いを始めた2人の腕を離し物陰からちらりと覗くとこちらをまだ探してるオバケ達
「とりあえずここから出よう、先を急ぐぞ」
私から解放されたデュース君が言う
『そうだね、うん、早く行こう善は急げだよね』
オバケからバレないような物陰から出ながら先を急ぐ私
「偉そうに命令しないでほしーんだけど。てかAも、怖いからって先に行こうとしないのー」
私が先に行かないように腕を掴みながらデュース君に文句を言うエース君
その後の一言を区切りにデュース君、エース君、そしてグリムの責任の押し付け合いが始まる。また喧嘩してる…
今は喧嘩じゃなくて協力する時でしょって心の中で思いながらも3人の剣幕が強くて言い出せない私
『3人とも落ち着いてよ、ね？』
と3人の間に入る私、すると小さな声が聞こえた
「…さぬ…うぅ、……ぬ…」
いきなり聞こえて来た声に全員息を飲む
声がだんだんとりあえず私達に近づいて来てる気がする…
同じことを思ったのかデュース君も静かに言った
遠くにあった声がだんだんと近づき姿が見えてきた「イジハ…オデノモノダアアアアアアォオオオ！！」
「「「で、出たああああ！」」」
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五右衛門 - 名無しさん» 今初めて気づきました！丁寧に教えてくださりありがとうございます！ (2020年4月24日 22時) (
レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 三十三話の学園長学園いきなり変な声でのところ誤字ってますよ。正しくは学園長がいきなり変な声でが正しいですよ! (2020年4月24日 19時) (レス) id: 7e13e83a6c (このIDを非表示/違反報告)
五右衛門 - 闍弥嵩 李さん» ほんとですか！よかったです！！そこの部分は特に力を入れて書いたところですw (2020年4月10日 21時) (レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
五右衛門 - 闍弥嵩 李さん» ほんとですか！よかったです！！そこの部分は特に力を入れて書いたところですw (2020年4月10日 21時) (レス) id: 92f5e61576 (このIDを非表示/違反報告)
闍弥嵩 李(プロフ) - はじめまして、とても面白いです！ スカートトークの時のデュースくん、可愛いですねw (2020年4月7日 14時) (レス) id: ee787e14c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五右衛門 | 作成日時：2020年3月20日 12時
