#６５ 夜 ページ31
＜夜＞
赤葦side
はぁ 良かった
午後は乗り切った…はず
きっと誰にも気づかれてはいない
俺は独り、校舎の外の中庭で涼みながら明日からのことを考えた
明日からも何もなかったかのように振る舞うのは大前提として、木葉さんの様子や行動をバレないように見ていよう
そして、木兎さんや他の先輩達、とにかく梟谷の人達には絶対にバレないようn ((ｼﾞｬﾘｯ 赤「…!?」
後ろから物音がした
俺は考えるのをやめて音のする方を見た
赤「…誰ですか？」
俺が呼びかけるとその人物はあっさりと姿を現した
「あはは… バレちゃったか〜」
赤「！！！ 木兎さん！！」
タイミングが悪い
悪すぎる
絶対に知られてはいけないNo.１が目の前にいるのだ
こんな夜に独りで中庭にいたらいくら木兎さんだって怪しむに決まってる！
赤「…どうしたんですか？ こんな夜に」
俺はいつものように平然を装って話しかけた
兎「いや〜 赤葦が午後からなんか調子悪そうっていうか、なんかいつもと違うな〜って思って見てたら夜に中庭に行くもんだから心配になって…」
赤「っ！」
午後から様子がおかしいと思われていたのかっ！
自分ではしっかり隠せていると思ってたのに！！
赤「……そうですね 確かに今日は午後から暑かったせいで 兎「って言うのは建前でっ！！((ｶﾞｼｯ」
赤「 ((ﾋﾞｸｯ」
いきなり両肩を木兎さんにつかまれた
兎「赤葦さ… 午後から様子おかしいよね？なんかあったの？
赤葦は隠してるつもりだったのかもしれないけど俺にはわかるよ！！
なあ、独りで抱え込まないで俺のことも頼れよ！！！
俺は頼りになんないし、いつも赤葦に助けてもらってるけど一応主将で先輩で！だから何でも相談しろよ！！」
赤「…っ 木兎さんっ」
木兎さんがこんな事言うのは初めて聞いて驚いた
やっぱり主将でエースで俺の尊敬する先輩
でも、だからこそ言いづらい
木葉さんも尊敬する先輩のひとりで木兎さんとはすごく仲が良いから…
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ムウ - 今更ですが、凄く続きが気になります！ 更新頑張ってください！ (2021年3月28日 21時) (
レス) id: 208a367e6d (このIDを非表示/違反報告)
檸檬@梟(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！ (2016年8月9日 17時) (レス) id: fb45edefe9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 今回の悪女はものすごく賢い犯人わかったら絶対に許してとかぬるいこと言うんだろうな 更新楽しみにして (2016年8月9日 15時) (レス) id: 28e11fac7c (このIDを非表示/違反報告)
檸檬@梟(プロフ) - 花松ロンさん» ありがとうございます！ 読まさせてもらいます！！ (2016年7月25日 21時) (レス) id: fb45edefe9 (このIDを非表示/違反報告)
花松ロン(プロフ) - いえいえ( ´ ▽ ` )ﾉ更新はゆっくりでも大丈夫ですよ〜((オホホホホホ 私も始めて作品を1つ出したんですけど、ナマケモノなみの更新速度ですよwwww間違ってもう一つ変な作品がありますけどねwww是非私のも読んでくださいヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2016年7月25日 18時) (レス) id: 0bffb50e77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬@梟 | 作成日時：2016年4月15日 23時
