烏に裏切られた少女は猫の子になりました 【ハイキュー】 セカンド

#４１ 木兎さん ページ1

兎「…((ギュッ」






『！？ 木兎…さん？』






いきなり木兎さんに抱きしめられた






兎「……ごめんっ…」







木兎さんは私を抱きしめたまま謝った






『っ！！ ど、どうして…木兎さんっ…が、謝るんで…すか。』







兎「…俺がちゃんとAと一緒にいれば…俺がもっと周りに気を付けていたら…」









『だから、木兎さんのせいじゃな 兎「俺は！！！」









『((ビクッ』









いきなり木兎さんは大きな声で私の言葉を遮った








兎「俺は… 俺は、Aが傷ついてるのに無理して笑ってるのが嫌なんだよ！！！」








『無理してる？？ 私…が？』








兎「そうだよ！ 烏野に会った時辛かったんだろ？ なのに無理して意地張って、飯坂に水ぶっかけられた時もその時烏野の奴らに言われたことも……」








確かに辛かった……けど…









『でも…私はたくさん泣いて迷惑かけてたし、無理なんてしてないですよ？？』









兎「それでもAは我慢してるんだよ 本当はもっと泣きたいし、辛いことを忘れたいんだろ？」









『っ！！』









兎「Aはひとりで考えすぎなんだよ
思う存分泣いていいんだぞ？ 今は俺とお前しかいないから無理しなくていいんだ」









『木兎さん…』









兎「たまにはつかれるくらい泣いたっていいんじゃないか…？ ((ギュッ」









『うっ… 木兎さんっ…… ヒック ヒック… あぁ うぁ〜〜〜ん』








私は木兎さんの腕の中で泣いた







すごく 温かった

#４２ 泣く→

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