【歌い手】ちぐはぐな[リズム]は歌い手様に好かれました。パート3!

119.こじ開けた扉 ページ39

粉雪side

パチ

粉「···。」

ベッドから起きる。

ん？うん、ベッド。

寝る前、何してたんだっけ···

すると、お母さんが私が起きた事に気付いた様だ。

母「由乃っ···」

そう掠れた声を出すと、私を抱き締めた。

粉「お、お母さん···?どうしたの？」

普段はここまで親バカじゃないんだが。

母「え、あの子に何されてたか、覚えてないの···?」



あの子、って誰なんだろう。


知らないと答えると、お母さんは少し目を見開いた。


母「そっ、か···それなら大丈夫よ」

変なの。

まぁ、良いや！


*********



ずっと、閉じ込めていた記憶。

今になって、全部思い出した。


コンコン


ドアがノックされる。

···誰？

誰であっても、部屋に上げる気には今はなれない


粉「────戻ってくれn「逃げるんだ？」っ、」

ずっと、近くで聞いてきた声。

どちらか、または近くの人の誰かが思い詰めている時には、いつも隣にいた

桜「いつかは向き合わないといけないんでしょ？１人で考えてもどうせ解決できないだろ」

粉「っ話しかけないでよ！」

つい声が大きくなる。

なんだこれ、ただの八つ当たりじゃんか···


ドアの向こうからため息が聞こえた。

桜「歌詞さん、アンさん、ごめんなさあああいっ！」

粉「！？」

突然謝罪の言葉が聞こえたんだけど。



どういうk バキッ パァン

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