私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*5部【名探偵コナン/トリップ】

194話 ページ19

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「…お前！何故、生きて…」 

こんにちはAです、最近不運が続く事が悩みです

今朝は壁の角で小指を打ちましたがそれとは比にならないくらい不運な事が起きました


気晴らしに家からでたら父親(私殺した主犯)に遭遇とか何それどんなアンラッキー


目の前の父親は幽霊でも見るかのような目で私を見ているし、今にも腰を抜かしそうだ

こんなんでいいのか組織のボスが

とりあえずこんにちはと挨拶するとヒィと声が上がった

挨拶しただけなのに酷い…

まあ殺したと思った娘が生きてたらびっくりするわな、私だってびっくりだよ

殺すならちゃんと殺してくれた方が良かったのに…つめの甘さが出たね我が父よ


「…お父さんに殺されたんだよね私」

そう言い眉を下げて笑うと、どんどん顔が青くなっていく父親

なんか幽霊みたいな発言したのが悪かったのかしら

「お前が！お前が悪いんだろう！私の座を狙おうとするから！」

「やだなあ…狙ってないよ、ボスになるつもりなんて毛頭ない。私はユウくんとゼットくんと仲良く暮らしていたかっただけだよ」

本当に心外だよね、今ですら世界が暗く見えるのにボスなんかになったらどうなるの？暗い世界にもっと潜っていくのなんか私嫌だわ

いつか組織から抜け出して、あの2人と仲良く過ごしていったら今よりか明るい場所にいけると思ってとりあえず金銭面と精神面と体力面を鍛えるためにいただけだ

まあその頑張りが父親にとって不安要素だったのだろうけど

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