16話 突然の訪問者 ページ17
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あれから半年、あの火災事件はただの事故として処理された。
しかし、ある条件付きで。
ｷｷｰ… ﾊﾞﾀﾝ…
黒い車が轟家の正門前に止まる。
美形な少年の容姿をした者と、長身で黒ずくめの格好をした男が車から降り、門の扉を叩く。
ﾄﾝﾄﾝ
｢はい？どちら様でしょうか。｣
｢アリス学園の者ですが、轟 炎司さんはご在宅でしょうか。｣
長身の男は、世話人に尋ねる。
しばらくすると、二人は茶の間に通され、席につく。
ｶﾞﾗｯ
｢待たせた。申し訳ない。｣
そう言い、父 炎司は席につく。
｢いえいえ、こちらこそお忙しい中お時間頂戴し、誠に有難く存じます。｣
｢申し遅れました、私はアリス学園の教師を務めさせて頂いている折生 零(ｾﾘｵ ﾚｲ)と申します。以後、お見知りおきを。｣
｢こちらの方は、アリス学園の初等部校長である、久遠寺(ｸｵﾝｼﾞ)初校長です。｣
そう折生が説明する。
炎司は目を細め、久遠寺に視線を向ける。
｢校長にしては、かなり若手のようだが？｣
久遠寺は落ち着いた様子で、
｢お見苦しい姿で申し訳ございません。個性による副作用でして。｣
と、返答する。
沈黙した空気が張りつめる。
すると、久遠寺はゆっくりと口を開く。
｢……此度は、轟 Aさんのアリス学園への編入の件についてお話させて頂きたく、伺った次第です。｣
｢あぁ、その事であれば異論はない。手続きが終わり次第、後のことはそちらに一任するつもりだ。｣
炎司が応えると、久遠寺は影で ﾆﾔﾘと怪しく笑った。
｢それでは、詳しいお話ですが…___＿＿＿。｣
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わんわん(プロフ) - イェーイさん» 返信遅くなりました申し訳ないです！久方ぶりに手をつけてみて今夜中に5話を編集して公開します。 (8月10日 13時) (
レス) id: 0844f591dc (このIDを非表示/違反報告)
イェーイ(プロフ) - 続きお待ちしております😭😭 (8月10日 2時) (レス) id: d32b35d539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんわん | 作成日時：2020年4月4日 6時
