死望

味方 ページ27

〜学校にて〜

乙『そういえばこの前、こんな出来事あったんだよね〜』

「そうなんだ」

こんな感じで僕は乙羽ちゃんと会話をする

最近は、いつも乙羽ちゃんと話してる

楽しいと思える

『あのさ、放課後校舎裏きて』

乙『あ、私も行っていい？？？』

『いや、私はそいつに用があって・・・』

「あ・・・

わかり・・・、ました」

乙『行かなくてもいいんだよ？』

「あ〜、行かないとやばいから・・・」

乙『え・・・、なんで？』

「来ないと秘密をばらまかれるから・・・」

乙『そう、なんだ・・・』

乙『あ、あとさ〜』

何かを察したように乙羽ちゃんは話題を変えた

今までと違って、乙羽ちゃんと話すのは楽しい

乙『あ、そろそろ1時間目始まるから、あとでね！』

「うん、分かった」

乙羽ちゃんと話すと時間が経つのが早い

〜授業中〜

現在数学中・・・

あ、あの問題答え7だ

(式は4(x-5)-x-1=0)

先生『じゃあここの問題を・・・

今日は11月22日(更新したのがこの日)だから

11×22÷2＝121で1＋2＋1＝4だから4番の乙羽答えてくれないか？』

なんでこんな意味不な計算するの・・・？

ほとんど4番にするんだよこの先生・・・

昨日も11月21日でさ

1121×2＝2242で2+2+4+2＝10、10÷2,5＝4で4番みたいな意味不な計算してた

もう11月21日どこいったんだよ

逆にすごいわ

乙『はい！7です！』

先生『正解だ』

だけど毎回正解するんだよね

不正解になったこと見たことない

すごい・・・

僕は30問中25問正解ぐらいだからなぁ・・・

乙羽ちゃんは100問あっても100問正解するくらいの天才・・・

宿題やってないせいか・・・

そもそもやる時間ないし

全部やってない

こういうときはみんなが羨ましいと思う

僕は小さくため息をついた

そう考えてるうちに1時間目が終わった

乙羽ちゃんと話しに行こう

と思ったが、やっぱり、乙羽ちゃんは人気者だからすぐ周りに人が集まった

でも、そのうちの一人が僕の方に顔を向けた

僕をいじめてくる人

その表情は笑顔だった

優しい笑顔ではなく、バカにしてくるような笑顔

まるで、『あなたが乙羽さんと話す権利はない』と言っているように

やっぱり、校舎裏、行くか・・・

校舎裏→←アルバイト帰りの家

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