死望

中学校での友達 ページ21

今日もまた、学校に行く

いつもとなにも変わらない

変わったことは、転校生が来ただけ

そういえば昨日みんなと日和乙羽さんが話しているのを見た

その子は、ヒロインみたいな人

優しくて、明るくて、

成績もいい、運動もできる

見た目も美人

ファンクラブもできてたし
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モブ→モ 乙羽→乙

モ『ねえ、私、モブ１っていうの！よろしくね！』

乙『うん！よろしくね！モブ１ちゃん！』

モ『あ、あの・・・』

乙『？どうしたの？モブ２くん？』

モ『！名前・・・呼んでくれてありがとう・・・』
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でも、日和乙羽さんのおかげでいじめられなかったし、よかった

家は変わらなかったけど

ため息をしながら学校に行く

何分か歩いて、学校についた

あ・・・

すごい、人だかりできてる・・・

歩きずらい・・・

まあいい

抜かそう

抜かした先には・・・

乙『あ、藍さん・・・だっけ？』

「あ、はい・・・」

乙羽さんだ・・・

乙『よろしくね！』

「よろしくお願いします・・・」

なるべく人とは関わりたくないな・・・

乙『友達なりたいっ！』

・・・え？

あ・・・

「でも、僕と関わると、嫌われますよ・・・」

しかも、川崎愛南ちゃんみたいな話し方・・・

苦手・・・

乙『(何でだろう？)それでも友達になりたい！』

「・・・」

乙『おーい？』

「はぁ・・・わかりましたよ・・・」

乙『やった！ありがとう！』

子供みたいなキラキラした目をして手を握ってくる

周りを見ると・・・

『なんであいつみたいな暗いやつが友達になってんのよ！』

『乙羽ちゃんと関わるのは私なのに！』

『あいつも酷いよね〜、乙羽ちゃんに関わってもらってるのに〜』

『そこ代われ』

陰口だらけ・・・

学校1モテる子と学校1嫌われ者の僕が関わったらそうなる。当たり前だ

陰口なんて慣れてるから何とも思わないけど

こうして中学校での友達ができた

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