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今日が平野先生の教育実習最終日。
そして、私の受験日だ。
たまたま先生の最終日と受験日が被っていた。
担任の先生には、公欠になるから学校来なくてもいいんだよ?と言われたが、いつもと違うことをすると逆に緊張しちゃうからと、いつも通りに登校した。
「あぁぁ、緊張する、、」
今は平野先生の事より受験だ、、笑
はる「Aなら出来る!!今まで頑張ってきたんだから!!
自分を信じて!!」
「うん、頑張るよ、はる!!ありがとう」
元木「頑張れよ〜A〜」
「元木もありがとうね笑」
私ならやれる、私ならやれる、、
自分にそう言い聞かせて授業に取り組もうとした。
けど、、、
「やっぱり無理ー!!!」
無駄に緊張しちゃって授業なんか頭に入らない
元木「ほら、頑張れよ笑
いつもの調子じゃないと落ちるぞ〜」
「ちょっと!縁起でもないこと言わないでよ!!」
はぁ、、ダメだ、落ち着かないと、、
元木「あ、」
「ん?何?どした?元木」
元木「あれ」
そう言って元木が指さした先には平野先生が、、
どこか移動教室に着いていくのだろうか、廊下を歩いていた
じーっと見ていると視線に気づいたのか平野先生がこっちを向いた
「あ、」
平野先生は私に気づくと微笑んで手を振ってくれた
「っ、!」
私も大きく平野先生に手を振り返した
「はぁ、やっぱり好きだなぁ、、」
私の今の顔はにやけまくってるだろう
元木「恋する乙女だなぁ笑
さっきまでの緊張はどこに行ったのやら、」
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作者名:なちゃ | 作成日時:2021年1月5日 12時