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女磨きすると言ったけど、よく分からん。
ここ最近は何かと先生とすれ違ったりで話す機会もあった。
まぁそれほど内容がある話はしていないけど。
そんなこんなで平野先生の教育実習の最終日がもう明日に迫っていた。
「早いなぁ、、」
元木「何が?」
「あ、元木。いたんだ」
元木「おう、さっきからずっとここにいるけどな?」
「それはごめん」
元木「で?何が早いって?」
「んー?平野先生の教育実習がもう終わるなぁって」
元木「あー、明日までだっけ?」
「うん、そうそう」
元木「まぁなんかあっという間だったな、この二週間」
「それなぁ」
私はこの二週間で高校生活一番と言ってもいいほどの青春ができた気がする
先生のおかげだなぁ
元木「お前、明日平野先生に告るの?」
「え、?!」
そんなこと全く頭になかった、、
元木「伝えなきゃ後悔すんじゃねぇの?お前」
元木にしてはいい事言うじゃんか。
「、、、うんん、言わないよ、平野先生には」
元木「ほんとにそれでいいのか?」
「、、うん。言っても先生困らせちゃうだけだし。
私の気持ちは言わない。ここに閉まっとく」
私は自分の胸に手を当てながら言った
元木「、、それなら良いけど。後悔だけはすんなよ」
「うん、ありがとう。元木」
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作者名:なちゃ | 作成日時:2021年1月5日 12時