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伍拾陸話 ページ10

『久しぶりの蝶っ屋敷〜!』


無限城で上弦の鬼達と顔合わせをして一ヶ月。


やっと私に休暇が与えられたのだ!(午後だけ)


響も蝶屋敷にいるそうなので、両手いっぱいのお土産を持ちながら門を潜る。


今日は内緒で蝶屋敷に来ているので、久しぶりに会うんだからドッキリやりたいしね!


私は玄関には向かわず、縁側の方へと回り込む。


いつもなら、綺麗な蝶が舞っている庭に見覚えのない女の子がいた。


『(あれ、あの人影どこかで見た事があるような……)』


私は女の子の元へと近づき、その顔を確かめる。


「―――って、Aさん!?」


『ふぁいッ!?』


女の子の顔を確かめようとしたら、背後から大声をかけられて情けない声が出た。


「帰ってくるなら言ってくださいよ!」


『いやー、ごめんね。驚かせたくてさ……?』


「あらあら、どうしたの? しのぶ」


しのぶちゃんに怒鳴られていると、カナエちゃんまでもがやってきた。


せっかくドッキリしようと思ったのに、こりゃ失敗だ。


「あら、Aちゃん帰って来てたのね?」


『お久しぶりだね、カナエちゃん。えっと、そっちの女の子は』


「詳しい事は後で言うわ。この子は栗花落カナヲ、私達の妹よ」


あ、やっぱりカナヲちゃんでしたか!


いやー、直に見ると胡蝶姉妹には無い可愛さが……!


『こんにちは、カナヲちゃん。私は鷹風A。一応、お姉さん達の師範で、鬼殺隊の柱だよ』


「ピン………栗花落カナヲ……です」


『えへへー、よろしくね』


「ごめんね、カナヲは自己表現が難しくて……」


『ううん、大丈夫だよ。ゆっくり自分の声が聞こえればいいんだよ』


「もう、姉さんもAさんもカナヲに甘いんだから」


『いやいや、しのぶちゃんも可愛いよ! すっごい美人!』


「むぅ………美人って言うなら、ちゃん付けやめてくれない?」


子供扱いされる年齢では無いっと言うしのぶちゃん。


「それは名案ね! ねぇAちゃん、この際呼び捨てにしない? お互いに」


『そ、それはいいけど………』


今までちゃん付けだったから、いきなり呼び捨て出来るかな。
てか、推し様を呼び捨てしていいのだろうか?


「そうと決まれば、さっそく今からやりましょう!」


「そうですね、姉さん。あと、その両手いっぱいの荷物について聞きたい事があるのですが?」


『よぉーし! 今日は響と一緒に蝶屋敷にお邪魔するぞ! 師範嬉しい!』

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尊い - 続きが速く見たいです (2022年3月26日 23時) (レス) @page11 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 続きが気になるぅぅぅぅうぅぅう!!!!更新楽しみにしてます! (2022年3月18日 8時) (レス) @page11 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わんフル | 作成日時:2022年2月22日 8時

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