【ヒロアカ】首を掻っ切れ (ページ3)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:954 hit

・２・ページ3

・

「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。君たちは合理性に欠くね」

教室に入って早々聞こえたのはその言葉。
教室へ向かう時、トイレに行くから先に行っててと百ちゃんと別々になった。
トイレを済ませて早く教室へ行こうとしたものの場所がわからず数十分迷った挙句今に至るわけだ。

運悪く教室の前の扉を開けてしまった。

「入学早々遅刻か…」
「あ、えと…これには訳がありまして…」
「説教はあとだ。早く座れ」

そそくさと座席へ移動すると、近くに特徴的なポニーテールがみえた。
百ちゃんの席と近くだったらしい。

入学初日に説教とか…

「早速だが体操服着てグラウンドに出ろ」

そういうと相澤消太___いや相澤先生___は自身が入っていた
寝袋から雄英高校の体操着を取り出した。
どこに入ってたんだろう。

_________
______
___

まだ初対面で話したこともない女子たちと更衣室で体操服に着替える。
百ちゃんと友達でよかった。友達作れるか心配だったし…

「百ちゃん、体操服の着方合ってる？」
「はい、大丈夫ですわ！」

そんな会話をしていると、別のロッカーで着替えていた女子が

「えっと、2人はもともと知り合い…だったり？」

ふと話を振られ、びっくりして後ろを振り返ると
茶髪でボブヘアーの女の子がいた。
体操服に着替え終わった様子から、今から移動するところだったのだろう。

「えぇ、Aさんとは中学時代からの友人で…」
「蝶首Aだよ。よろしくね」
「八百万百と申します」

体操服に着替え終わり、シワを整えながら自己紹介をする。
なんだか昔のことを思い出すな…

「うち麗日お茶子！よろしく！」

なるほど、お茶子ちゃん。
笑顔がとても可愛い子だ。

個性が気になるところだけど、まぁいずれわかるよね。