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全て相澤先生の責任だなんて、そんな話…
確かに負い目を感じていたけれど。
全てが相澤先生の責任なんてあってたまるか。
私にだって少しくらい責任がああるでしょう。
「…あり得ない…学校に戻ったら先生に直接抗議しに行ってやる」
「ふふ、やっと元気になりましたわね。
病院の方も、目が覚めたら退院手続きがすぐできるよう準備してくださっています。
わたくしは受付に行って明日の退院手続きを済ましてから帰りますわ」
「なんか色々とお世話に…ありがとう」
「いつものことでしょう。気にしてませんわ」
わたくしは、Aさんが元気でいてくれればそれだけでいいんですから。
そう言い残して百ちゃんは部屋を出て行った。
サイドボードに目をやると、いくつか手紙が置いてあった。
お茶子ちゃん、緑谷くん、飯田くん…これは梅雨ちゃんのかな？
明日の退院時間まで暇だと思っていたけど…やることができたな。
みんなお見舞いに来てくれて、嬉しいと思っている自分がいる。
心配してくれる人がいるって、すごく嬉しいんだな。
＿＿＿＿＿
＿＿＿
＿
「蝶首A、復活しました！」
翌々日の朝、元気よく扉をあけて教室へ入った。
みんな一斉に集まってきて、埋もれてしまっている。
「大丈夫？Aちゃん」
「うん、腕はまだ痛むけど生活に支障きたすほどじゃないよ」
今日から放課後はほぼ毎日リカバリーガールの所へ行かないといけないんだけど。
私がいなかった間に体育祭の話が進んでいたらしい。
お昼休み、百ちゃんと向かい合わせで座って話を聞いていた。
「へぇ、じゃあ体育祭で優秀な成績取った生徒は普通科とかからでもヒーロー科に編入できるんだ」
「そうです！ヒーローの卵が増えることは先生にとっても喜ばしいことでしょうから」
「すごいね、さすが自由が校風の雄英高校」
体育祭か…
確かいろんなプロヒーローの方も見に来るんだっけ。
「プロヒーローが見てる中で目立つことができたら…
体育祭後にある職業体験とか、インターンに活用できるんだよね」
今後の将来にも関わる雄英高校体育祭。
一年のうちから目立っても損はない！
「がんばろうね、百ちゃん！」
「はい、もちろんですわ！」
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作者名：豆腐 | 作成日時：2021年11月25日 19時
