リナリア (ページ22)

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尚大side

外騒がしいなーって思ってドアを開けるとうっちーと知らない男とAの姿。

信じたくないけど、嫌だけど、その知らない男はAの彼氏なのかなって思って " 彼氏？ " なんて聞きたくもないことを聞いてしまう。

颯「ちがーーーう！！！」

『だから颯ちゃんうるさいって』

うっちーは小さい頃からAのことが好き。

うっちーは知らないかもしれないけど俺だって、俺だって、、、ずーっと前からAのことが好き。

でも届かなくて、全然気づいてもらえなくて。

なんなら小6の頃、黒ちゃんのせいで一緒にいた俺まで避けられるようになった。

うっちーだって黒ちゃんと一緒にいたのに、、、

俺だって幼馴染なのに、、、

ずっと一緒にいたのに、、、

Aはうっちーに助けを求めるばかりで俺のことは避けるばかり。

高校だって風の噂でAが受ける高校を聞きそこを受験した。

うっちーに負けないくらいAが好きなのに。

湧「あ、元木湧っす。

彼氏じゃなくてクラスメイトっす。

あの、今日遊んで暗くなっちゃったんで家まで送ってる最中で」

『は、2人で遊んだの？』

湧「いやいやいや、、、！

颯太もいたし、あとは檜山とかも」

なんかよく分かんないけど誤解は解けて、なんでこいつが送ってきたとかは分かった。

黒「なんか楽しそうだね」

うっわ、黒ちゃん出てきた。

颯「黒ちゃん、、、」

『ｯ、、、』

湧「あ、あなたが噂の黒ちゃん！？」

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