リナリア (ページ11)

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紫「次の時間は委員会や係決めをします！

それで、そのあと始業式で今日は終わりだー！

じゃあチャイムなるまで自由で！」

そう言って教室を出ていく平野先生。

自由って言われても、、、

それぞれ席を立ったり、近くの子と話したり、ワイワイしてるクラスメイト。

話しかけなきゃ、話しかけなきゃって思ってたら颯ちゃんのもとに元木くんがやって来る。

湧「よ！颯太！」

颯「よ！湧！」

え、え、いつの間に仲良くなったの？？？

凛「2人知り合いなのー？」

湧「うん、今日知った。」

『え、いつの間に仲良くなったの？』

湧「今の間だけど。」

あれ、普通に元木くんと話せちゃった？

てか今の間に仲良くなったとかやっぱり陽キャって怖い。

凛「さすが、陽キャって感じ。笑

ねー？」

私に同意を求めてくる凛音ちゃん(？)も大分陽キャだ。

『ね！笑』

中学生のときの私なら『あ、うん』なんてノリの悪い返しをしてたんだろうな、と思うとやっぱり成長したと我ながら思う。

檜「うっちーはやっぱりダンス部入るの？」

いつの間にか私達の近くに来ていた光成が颯ちゃんに問いかける。

颯「え、おれえ？

部活とか特に考えてなかった～！へへ！笑

Aは？ダンス部？」

『もっちろん！』

高校でもバリバリ踊っちゃいますよ～？？？笑

颯「んーじゃあ俺も～！」

湧「えまじ？お前らも？

俺も！俺も！」

凛「いいな、ダンスとかかっこよ！

Aは何歳からやってるの？」

急な呼び捨てに戸惑うけどあえて気にせずに答える。

『私～？3歳からやってる！』

湧「え、すっげ！長っ！」

美「すごい！」

いつの間にか私と颯ちゃんの席の周りにはたくさんの人が集まっていた。

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