ぎゅってして、好きって言って【狗巻棘】

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五条side









「うんうん、上手くいってるいってる、さて僕も早く1年と合流して…」









後ろから覗き見してたなんて、
そんな物騒なことする訳ないじゃないか人聞きの悪い。






ちょーっと生徒の行いを見ていただけだよ？
生徒を見守る先生としてね。









花「どこいってたんですか、どうせまたAちゃんにちょっかいかけに行ってたんでしょうけど」


五「あれれ、美渚まさか嫉妬してるー？」


野「アホか。先生がいなくて清々しそうにしてたよ」


五「え！？何それ酷い！悟くん泣いちゃう」


花「あ！伏黒くん、次はこの被り物玉犬に被らせたいな！」


伏「はぁ…好きにしてください」









僕を無視して恵と楽しそうにしやがって…
けどまぁ、生徒達が楽しそうにしてる姿はやはり先生としては嬉しいものである。







あれ？今の僕先生っぽかったくない？









虎「先生？何ぼーっと突っ立ってんの？みんな行ってるよ？」


「悠仁〜！僕を気にかけてくれるのは君だけだよ〜」


虎「おわっ？どったの先生、ちょ、重い」


宿「けっけ、美渚に飽きられるのも時間の問題だな」


「あ？誰が出てきていいって言ったかな？」









悠仁を抱きしめていると、悠仁の手から奴が出てくる。





こいつは嫌いだ。
隙があればすぐ美渚を奪おうとしてくるから。





全く、油断も隙もありゃしない。








それから真希たちと合流した。









真「悟、棘たちと一緒にいたんじゃないのか？
あいつらと連絡が取れなくなってるんだけど」


「……なに？」


パンダ「どっちも電話に出ないんだ」


「……」









急いで探した方がよさそうだ。

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