ぎゅってして、好きって言って【狗巻棘】

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そして、待ちに待った五条宅集まり会。





1年生組は前に1度こういう集まりをしたことがあると聞いていた。






その時は皆でショッピングモールで買い出しをしてから、野薔薇ちゃんと美渚先輩で料理を作ってパーティーを始めたらしい。





なので今回は、1年組と2年組で分かれて買い出しに行くことになった。









パンダ「真希はこういうのあまり好まないと思っていたけど、何だか1番楽しそうだな」


真「なっ、別に楽しみなわけじゃ」


棘「ツーナ！ツーナ！」


「必要な食材はとりあえず、1階のスーパーに行って飲み物とお肉と…」


五「まーまー、適当にブラブラしたらいいじゃない」


「「「何でお前/先生がこっちにいるんだよ」」」


五「えー？だめ？だってこっちの方が面白いもの見れるかなって思って♪」









賑やかなショッピングモール店内。
なぜだかさっきからめちゃくちゃに周りからの視線が痛い…


と思ってたら、みんなパンダくんに注目をしていた。






そりや驚くよね…きっと着ぐるみかなんかだと思ってるだろうけど。






今回は絶対に失敗してはいけない！
そう思って予め書いておいたメモを見ていたら、五条先生に取り上げられてしまった。






何も考えずにその場その場で決めるのがショッピングモールの楽しいところだよ〜、と言っている。
よく分からないけど。









五「じゃぁ棘とAちゃんはお皿とかお箸とかコップとか探してくれない？僕達はあっちの方に行くからさ〜」


「ままままま待って！だめ！せめて先生はこっち！！」


五「えええ！ちょ、引っ張らないで！
分かった、分かったから！」









明らかに確信犯な先生を思い切り引き止める。




さすがにそれは、心の準備がまだなの！




無理やり強く引っ張ってしまったことに関してはちゃんと謝っておいた。

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