占いツクールでの一出来事

私のアコガレの人と、合作 ページ3

それから私はフライパンチーズさんのことを異様に気にかけるようにしていた。
嫌われないよう、飽きられないよう。
最先端のギャグだって取り入れて。
すぐ返信して、新しい作品にはすぐコメント。
四六時中スマホを見てるってお母さんには怒られたけれど…
私にはフライパンチーズさんがいればいいの。
お母さんが怒ったって、どうでもいい。
でも、まあ、フライパンチーズさんと話せるように、ルールを破っているのはバレないようにするために、ある程度のお手伝いや会話はしてる。

そんなある日。
フライパンチーズさんが私の知らない人と合作を作った。
「は、」
口から出るのは吐息ばかり。
嫉妬で胸が一杯になった。
なんで、なんで。
私がいるでしょ。合作やるんだったら、私を誘ってよ…！
私は急いで文を打った。
「そういえば、パンチーって、新しい作品作ったんだって？合作だってね？何で誘ってくれなかった
の？」
…いや、コレだと、嫌われちゃう。
急いで文を消す。そして打つ。
「そういえば、パンチー新しい作品作ったんだって？合作だっけ？相手の人に迷惑かけないようにね〜ｗ」
これだったら、これだったら、ふざけてるように見えるよね？
私がキミのこと、一番知ってるんだよ、って、伝わるよね？

真っ暗な私の部屋にはハアハアという荒い息遣いが響いた

4→←その人を知った日と、狂い始めてきた歯車

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