RPG展開は突然に（1-2） ページ4
〈ぐるるるる…〉
「うひーーーーーやっべぇマジで無理死ぬ助けて誰かああああああああああああああああ！！！！！！」
どっどっどうも皆さんこんにちは！とりっぴぃでぇす！！
実を言うとこんな個性的()な挨拶をしている余裕なんてないんだけどね、これを見てるそこのあなたに今誰視点の話なのかを伝えるためにもこうして自己紹介をしなきゃいけないんだ！えっ？メタい？
とにかく今は余裕とかないんだよ！！
朝スッキリ目が覚めたと思ったら青空が見えて、え？家の屋根消えた？って思ったら草むらに転がってて、わけわからんままとりあえず「森林なう」って呟こうと思ったらスマホないし森の奥からなんかいかにも狼っぽい唸り声聞こえてくるし、案の定3メートルくらいのバケモン級狼が襲ってきたし！！！！
唾液的なの撒き散らされながらすごい勢いで飛びかかられたら逃げるやん！？
そいで走るやん！？
追っかけてくるやん！？
「もう最悪だよこんちきしょう恨むぜGOD様よおおおおおおおおおおおお願いします助けてクレメンス！！！！！！！！！！！！」
半端ヤケクソになりながら俺はいるとも知れぬGOD様に助けを請いつつ……あ、そういや俺が神だったわヘ(°◇、°)ノ
我が相棒の愛の戦士と共に二神なんて名乗ってるわりにこんな死に方は嫌だと、残り少ない体力を絞り出して全力で地面を蹴りあげ、
「ふぶっ！？」
足元のツルに引っかかって顔面から柔らかい土に突っ込んだ。
「いって……いやいやいや、こんなベタな転び方あるぅ！？」
〈ぐるる……がぅうううううう！！〉
「ひっ」
無理無理無理無理無理！！！！！
あーーもうなんで転んじゃうかなーーおかげでもう目と鼻の先だよ3メートル級狼！！！！
おまけにさっきのツル足首に巻きついて取れないし、手足ガックガクだし、なんなら腰抜かしたし！！！！！
目の前にぼたぼたと滴る半透明の液体(多分唾液)と成人男性の手のひらほどの長さがある真っ白い牙。
紅く燃える野生的な捕食者の双眼が、俺を捉えて離さない。
やばいこれ本当に食い殺されるーーと全身の血液が足元に下っていく感覚を覚え、俺は堪らず目を瞑った。
RPG展開は突然に（1-3）→←RPG展開は突然に（1-1）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんぴーなっつ(プロフ) - 空屋さん» コメントありがとうございます！この話のバケゆかさんなら快く守ってくれると思いますよ笑閲覧ありがとうございました！ (2019年3月17日 13時) (
レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - この作品ものすごく好きです！バケりんに守られてぇ…！ (2019年3月13日 4時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
あんぴーなっつ(プロフ) - もるさん» コメントありがとうございます！お褒めにあずかり光栄です……！あんまりガンガン更新はできないのですが、完結目指して頑張ります！ (2019年1月30日 18時) (レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
もる(プロフ) - 作風とか設定がしっかりしてて大好きです！混ぜメンのキャラにどれも合っててどのメンバーも好きになっちゃいます 更新大変だとは思いますが、頑張ってください応援しています(^○^) (2019年1月28日 18時) (レス) id: 14f50223ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんぴーなっつ x他1人 | 作成日時：2018年9月16日 20時
