魔法の町と、尋ね人（3-1） ページ25
はんじょうさんやM.K.Rさん達をはじめとするたくさんの村人に見送られて、俺たちは〈ハウンド町〉を目指して旅立った。
どーも、にどみだよー＾＾
先日、〈ニーゴの森〉で野生化していたズズを仲間にしたばかりですが、もう旅に出ていて身体が休まらない。
でもあの村に厄介になり続けるわけにもいかないし、〈ハウンド町〉は結構近場にあるとのことなので、不幸中の幸いというやつだ。
しかし、今は別の問題があるというか、身体が休まらない主な理由というか、今対峙しているそれがまさにそうなのだ。
〈ぐるるる……〉
「ったく、こんな調子じゃまともに野営もできないな」
「あ゛ーー手ェ痛えーー！！」
「まだうなり声が聞こえる……あと6体くらいくるぞ！」
さっきからぐるるとうるさい銀色の毛並みをした真の野生の狼。
村から分けてもらった野営道具と食料を入れた手押し車を中央に、四方を狼の群れに囲まれてしまう。
この世界ではモンスターという存在らしいけど、〈ニーゴの森〉にはこのモンスターが大量に住み着いているらしい。
主に前線で戦うとりなん先生、愛ゴリ、ズズが後衛組の俺、とりっぴぃ、megaちゃん、バケゆかを守るようにモンスターと戦っている。
〈ぐぉおおぉぉお！！〉
「うおっ！？」
大きく牙を剥いて愛ゴリに襲いかかる狼。
その迫力とスケールに気圧されて顔をかばう愛ゴリ。
「愛ゴリ！」
〈きゃいん！〉
「さんきゅーとりっぴぃ助かった！」
とりっぴぃがパチンコで小石を狼の目に当てて、なんとか狼を退ける。
愛ゴリはやっぱり機動力でズズやとりなん先生に劣るな。
〈能力〉上仕方ないんだけど。
「ねえにどみー！！ズズの時みたいにこう、なんとかできないのー！？」
とりなん先生の陰に隠れてガタガタと震えているmegaちゃんが俺に助けを求める。
いや、流石に野生動物の思考は読めませんて！！
「あ、ズズ！お前仲間だろ！？どうにか出来ないのけ！？」
「無茶言うなよ仲間じゃねーし！！……あ、でも」
さりげなくズズをディスりながらさらに助けを求めると、意外にもどうにかできる策がありそうな雰囲気。
「みんな、耳塞いでろよ！」
乱暴にズズが叫ぶと、四つん這い……四足歩行になって大きく息を吸う。
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あんぴーなっつ(プロフ) - 空屋さん» コメントありがとうございます！この話のバケゆかさんなら快く守ってくれると思いますよ笑閲覧ありがとうございました！ (2019年3月17日 13時) (
レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - この作品ものすごく好きです！バケりんに守られてぇ…！ (2019年3月13日 4時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
あんぴーなっつ(プロフ) - もるさん» コメントありがとうございます！お褒めにあずかり光栄です……！あんまりガンガン更新はできないのですが、完結目指して頑張ります！ (2019年1月30日 18時) (レス) id: 236992ae33 (このIDを非表示/違反報告)
もる(プロフ) - 作風とか設定がしっかりしてて大好きです！混ぜメンのキャラにどれも合っててどのメンバーも好きになっちゃいます 更新大変だとは思いますが、頑張ってください応援しています(^○^) (2019年1月28日 18時) (レス) id: 14f50223ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぴーなっつ x他1人 | 作成日時：2018年9月16日 20時
