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林のお祝いの会が開かれた夜は昼間の日差しが夏を感じさせるのが嘘のように、朝夕の気温がぐんと低くなる、そんな季節の変わり目だった。

何度か訪れた事がある馴染みの居酒屋で、横並びではもちろん変なので林の隣に慧が座ってその正面に俺が座る。

慧がビールの入ったグラスを持ち上げて、
「では、林、おめでとー!俺、今日は日頃の感謝も込めて、林が喜んでくれる様に頑張ります……!」
なんてのっけから張り切って言うから林が、
「おぅ、楽しみにしてるぞ、膝枕。」
ジョッキを片手に自分のあぐらをかいた膝をバシバシ叩いて、それを見て慧が声を上げて笑った。


林……酔っ払って俺の膝枕で慧が寝るのがよっぽど羨ましかったんだな……。


「まぁそれは彼氏に聞いてみないと……ってだめそう。残念だね。」
慧が渋い顔してる俺をチラッと見てから林と顔を合わせて、ねー、と声を合わせる。

なんだかわがままな彼氏みたいになってるのが恥ずかしくて、
「まぁまぁとにかく、乾杯!」
誤魔化すみたいに俺がジョッキを2人の前にぐいっと差し出すと、
「乾杯!」
と笑顔でグラスとジョッキがカチンとぶつかってお祝いの会が始まった。

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すみるく(プロフ) - けいままさん» けいままさんに少しでも幸せな気持ちになって貰えたなら嬉しいです〜!結婚したら店長より先にけいままさんを家に呼ぶ様に2人に言っておきます(笑)いちゃいちゃな2人をこれからも宜しくお願いします! (2021年10月4日 20時) (レス) id: bb46d11d25 (このIDを非表示/違反報告)
けいまま(プロフ) - はぁ、幸せそうに存分にいちゃいちゃしてる2人を見てると、私はとっても幸せです!!結婚したら私も家に呼んで!! (2021年10月4日 1時) (レス) @page16 id: 9fe0f507af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみるく | 作成日時:2021年10月2日 1時

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