日向と木陰 (大学生Ver.)13

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慧が目をまん丸くした後にそれはそれは嬉しそうに笑って、
「………それなら得意だよ！だっていっつもめちゃくちゃ感じてるもん！」


………ん？


「そんな事で証明できるんだ〜！……良かったぁ、俺、ゆーとですぐ感じちゃうもん……。」

………………んん？


ほうっと慧が少し頬を染めながら、
「だって今だってゆーとの下にいるだけで……んっ………感じてるから………。ね、たくさん、証明してあげるね……？」
ピンク色の唇を少し開けて赤い舌でぺろっと唇の端っこを舐めた。



………あぁっ、やってしまったぁぁ！！
もしかしなくても俺の身が危ない展開に転んでしまったんじゃないの、これ！？
………助け舟なんて出すんじゃなかった……っ！！



いつもの如く慧の立場を圧倒的有利にしてしまった事を激しく後悔している俺に、

「……ゆーと、早く抱いて欲しい………。今日は我慢しないで、声も、いっぱい出すね……？」

すでに興奮からか目を少しうるませる慧が更にそんな事を言ってくる。


いやもうこの時点で俺の何かが大分ヤバいんだって！！
…っ、誰か、誰か俺に助け舟を出してくれっ……！！


けど、当たり前だけどそんな人はどこにもいる筈もなく、後はもう全身で俺への愛を体で証明してくれる慧に溺れるだけの時間が待っているだけだった……。

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