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驚いて目を丸くする慧の耳元で、
「……こういうのも皆んなで遊ぶ時の恋人同士の楽しみだね。」
ぼそぼそとそう言うと慧がくすぐったそうな顔をして、
「もう、悪いゆーとだな。……でも、好き……。」
近付いた俺の頬にチュッとキスをしてくれた。
それから皆んなに見つからない様に慌てて離れて、また笑う。
「あ、おにぎり大丈夫かな?焦げてないかな??」
慧が慌てておにぎりをひっくり返すのを見守っていると強い視線に気付いた。
まさか………と、林と先輩達の方を見ると俺と目が合った3人がビールの缶を天高く上げた。
そして3人ともびっくりするくらいにやにやしている。
ごちそうさまです!!
聞こえたよ、皆んなの心の声が………。
………なぜ、なぜバレたんだ!?
だってさっきまでこっち向いてなかっただろ!!??
皆んなの何か執念みたいなものを感じながらはぁーっとため息をついていると、ゆーと、醤油どこ!?と、呑気に焼きおにぎりを制作する慧から声をかけられて、俺はそんな恋人に力なく醤油の入った入れ物を渡した。
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作者名:すみるく | 作成日時:2021年8月14日 0時