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「ね、ゆーと、俺、焼きおにぎり作りたい!」
またまた楽しそうにそんな提案をしてくるから、
「いいね。じゃ、おにぎり乗せて……と。」
とりあえず網の上に5個乗せてそれを慧が順々にひっくり返していく。
次第にふぅ、と暑そうに息をはく慧の額から汗が落ちるから、
「俺ので悪いけど、使って?」
かけていたタオルをふわっと慧の首にかけて、そのままついでにタオルの端っこで慧の額の汗を拭いてあげた。

「……ありがとう。」
俯いて恥ずかしそうにする慧。
でもその後にくしゃくしゃになって笑って、
「…やったー!ゆーとのタオル、ゲットしちゃった!」
なんて嬉しそうに笑う。


可愛いから。
好きだから。


ちらっと林と先輩たちの方を見ると楽しそうに話してるのが見えるから今だ!と、素早く慧にチュッとキスをした。

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作者名:すみるく | 作成日時:2021年8月14日 0時

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