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「じゃあまた後でくるよ。」
声が聞こえてくるのに、
「待って、先生!………んっ、ごちそーさまでした!」
大ちゃんがご飯をかき込んでお茶をごくごく飲んで、適当にお弁当箱をガサガサっと鞄にしまって、
「有岡、散歩行ってきます!」
ぴょこって跳ね上がって席を立った。
で、
「いのちゃん、真っ赤。」
にこにこ笑顔で笑ってから、はっと真顔になって、
「いのちゃん、もしかして………。」
俺の耳に唇を寄せてきて、
「……中島先生LOVE?」
と聞いてくるから思わず笑ってしまう。
ふっと、ついでに中島先生の笑い声も背中越しに聞こえてくる。
だって大ちゃん声大きいんだもん、内緒話下手くそだなぁ。
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作者名:すみるく | 作成日時:2023年9月4日 1時