またまだ甘酸っぱいの、4粒。 (ページ3)

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見惚れてほんわぁとしていると、
「裕翔、策士だな。いいよ、乗った。俺はいつだって有岡くん優先だから。ね、これで勉強少しサボっても公に一緒にいれるね。……嬉しいな、有岡くんと一緒にいれる機会が増えて。」
髪をかきあげながら、髙木が横に座る大ちゃんにガンガンに甘い言葉を囁く。
その結果、俺みたくほんわぁとなる大ちゃん。

そんな大ちゃんに癒されながらも髙木の言葉に、そっか、そう言う事かと、
「俺もやるよ！ゆーとと皆んなと一緒に委員！」
手を上げる俺にゆーとが柔らかく笑ってありがとうと言った。
大ちゃんは髙木、好き……って言ってるからオッケーも同然だ。
まだまだ高校生活4人で楽しむぞと俺がゆーとに笑い返すと、ほっぺたをつんっと指で押される。
何で急に、って驚いたけど理由は、
「いのちゃんが可愛くて、つい。」
だって。
「………バカっ！！」
自分でも赤くなるのが分かる頬をまたつんつんされて、
「いのちゃんがめちゃくちゃ可愛いから、ついつい。」
なんて言われる。

もう！ゆーとなんて知らない！！