.終 ページ10
｢なら言わせてもらうわ。
2年もおったら飽きんねん。
なんかもう、めんどくさいねん。
毎日会うとか話すとか出かけるとか。
1人の時間が欲しいんよ。｣
なんや、それ。
『なら一言ぐらい別れてって言えばええやん』
｢言ったらお前泣くやろ｣
めんどいねん。
そういった。
木｢おい洲崎っ!!｣
『木崎さん、もういいですよ。』
木｢はっ!?｣
『ゆりやんのとこに居ったらええよ。
ゆりやん面白いもんな
飽きないやろこんな子』
｢おいその言い方やめろや!!
ゆりやんに謝れよ｣
『そんなつもりで言うたんちゃうし…』
ゆ｢私は全然…｣
｢ほんまええ加減にせーよ。
そーゆーとこが嫌いやねん。
お前は自己中すぎんねん!!｣
『っ…』
｢また泣くんか?
泣いたら許して貰えるとか思ってるんやろ
甘えてんちゃうぞ!!｣
木｢洲崎っ!!｣
｢…｣
ゆ｢空音ちゃん…｣
『ゆりやんごめんな。酷いこというて。
…もうええわ。貴郁…いや、洲崎さん。』
｢は?｣
『2年間お世話になりました。
さようなら。』
｢は?ちょ、待てや!!｣
私は楽屋から飛び出した。
私はどこに向かってるのか分からないけど
ひたすら走って逃げた。
｢空音!!まってやっ!｣
『追いかけてこんでよ。
もう、関係ないやん』
なんて、思ってもないことがスラスラ出てくる
｢俺は!!別れたつもりなんてないよ。
もう1回話し合ってやり直したい。｣
『今更なんやねん。
…遅いねん』
｢時間がかかってもええから
またチャンスが欲しい…｣
『っ…』
｢おれ、どうかしてたんよ。
ほんまにごめん。
ゆりやんとはなんもない。｣
『…寂しかったんよ?
LINEも電話も拒否られて。
誰に相談すればええか分からんくて。
ずっとひとりで考えて考えて…
ひとりで…泣いてっ…』
｢ごめんっ…
辛い思いさせて…｣
『貴郁』
｢はい｣
『もう一度、やり直してくれませんか…』
｢うん。俺も。
これからは今まで以上に愛すわ。｣
『んふふ、笑』
｢ほら、楽屋戻んで?｣
『うん!!』
楽屋に戻った私たちを見て
木崎さん達は…
木｢仲直りできたんやな｣
ゆ｢やっぱりええですねー｣
なんて話してた。
終
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作者名：夢 叶 | 作成日時：2019年11月16日 14時
