笑顔の花を咲かせましょう。3 (ページ9)

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★ラニーノーズ洲崎ページ9

貴郁と付き合って２年が経った。

これからもっと仲良くなるんかなー

とか思ってたんに最近は連絡も来うへんし。

メッセージを送っても既読すらつかない。

返信が来ても｢忙しい｣の一点張り。

…新しい女でもできたんかな。

毎日そんな不安を感じながら仕事に。

今日は劇場でのお仕事。

開演まで時間があるから楽屋待機

基本楽屋は2つ用意されてる。

私は人の少ない方の楽屋に入った。

『はぁ…』

木｢あー、空音や｣

『あ、木崎さん。

おはようございまーす…』

先輩である祇園の木崎さんのご登場。

木｢いつもより元気ないやん。｣

『あー…ちょっと色々あって?笑』

木｢この僕が聞いて差し上げますよっ?｣

なんてドヤ顔で言ってくるけど

『…やめときますー。』

木｢いや、なんでやねんっ!!笑

どーせ洲崎やろ?｣

『…そうですけど』

木｢喧嘩でもしたん?｣

『いやー…喧嘩って訳じゃないんですけどね

あっちがなんか変で。』

木｢変?何が？｣

『LINE送っても既読スルーばっかりで。

返ってきた!!って思ったら忙しいから

ってくるばっかで。

最近なかなか会ってくれへんし。

しかもこれ、そろそろ１ヶ月経ちますよ。』

木｢い、１ヶ月!?

そんなん１ヶ月も続いてんの？｣

『そーなんですよ。』

木｢なら、１ヶ月も話してないってことやんな?｣

『そーなりますね。

新しい女でもできたんですかね…』

木｢いや…それはないやろ。｣

『んんんんんー!!』

木｢洲崎何考えてんねんやろなぁ…｣

『ほんまですよねー…』

なんて会話してると

廊下からゆりやんと貴郁の声が聞こえた。

｢この前できたパンケーキ屋知ってる?｣

ゆ｢あー駅前のですよね?｣

｢そーそー!!

あれ今度一緒に行かへん?｣

ゆ｢でも…空音ちゃんおるやないですか｣

｢あぁ、気にせんでええよ。｣

なんて会話をしてこっちの楽屋に入ってきた。

ゆ｢あ…｣

木｢空音?あっち行こか?｣

『いやここでもええですよ?笑』

｢…ゆりやんあっち行こか笑｣

ゆ｢えっ、でも…｣

『そんなにウチが嫌いか』

｢は?｣

木｢ちょ…｣

『嫌いになったなら嫌いって言うてや。

別れたいなら別れるって言うてよ。』

続