笑顔の花を咲かせましょう。3 (ページ5)

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聡｢どうされたんですか?｣

｢あぁ…空音ちゃんが怪我しててん。｣

聡｢えぇ!?雪澤さん大丈夫ぅ???｣

…河野さんの死角に入りニヤニヤしてる。

『…大丈夫です。』

聡｢よかったぁ〜!!

河野さん、私河野さんに話があって…｣

｢大丈夫じゃないやろ。｣

『大丈夫なんで。

聡美さんお話あるみたいですよ。

では、私はこれで失礼します…!!』

｢あ、待ってや!!｣

そんな声を無視して私はトイレに逃げた。

『はぁ…』

わたし、どうしたらいいんだろう。

このまま聡美さんに怯えて生きてくの?

河野さんを避け続けるの?

本当はどっちだって嫌だ。

でも…どうすることもできない。

とりあえずトイレから出て帰ろう。

そう思ってトイレから出ると

｢空音ちゃん…｣

『っ!!』

入口の壁にもたれ掛かる河野さんがいた。

『…すいません!!』

そういい反対側に行こうとしたのに…

｢三浦さんやろ?｣

その言葉で足は止まってしまった

『なんでっ…!!』

知ってるんですか?と言おうと振り返ると

河野さんがめっちゃ近くにいていえなかった

｢ずっとおかしい思っててん。

やから空音ちゃんに聞こう思っても

避けられてるから聞けへんかったし

やから今、三浦さんに聞いてきた。｣

あの人が本当のことを言うはずがない。

『…どこまで聞いたんですか?』

_ 回想 ―

河野side

廊下に誰かが座り込んでいた。

…あれ、空音ちゃんやない?

｢空音ちゃん!?どないしたん!?｣

俺は咄嗟に声をかけた。

『こ、河野、さん!?』

空音ちゃんは目を見開いてびっくりしてた

それより…

｢腕擦りむいてるやん!!

ちょ、大丈夫か?｣

『えっと、だ、大丈夫です!!』

そう断りを入れてどこか行こうとする。

｢待ってよ。｣

『へ、?』

咄嗟に呼び止めてもうた。

この際、言うてやろ。

｢俺の事避けてるよな…?

なんで避けんの?｣

ずっと気になってた。

一緒に飯食いに行ってたんに

ある日を境にパタリとなくなった。

『…それはっ』

｢…話しかけようとしても無視してくし

目が合っても逸らすし…

俺、なんか悪いことでもしたか?｣

『それはっ…その…色々あって…』

続