笑顔の花を咲かせましょう。3 (ページ36)

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★きつねページ36

※前半高校生設定
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卒業式の放課後

私は1人教室に残っていた。

広次(ﾋﾛﾂｸﾞ)と幸誠(ｺｳｾｲ)とは幼馴染だ。

小学校から一緒だったからいつも3人でいた。

でも、高校卒業後はバラバラになる。

そう考えるとすごく寂しい。

大｢やっぱりおった｣

『あれ、帰ってなかったん?』

大｢可愛い幼馴染を置いていく訳にはなぁ｣

『何を言うてんねん』

なんてツッコミも入れつつ…笑

淡｢なに、黄昏てたん?笑｣

『そんなんちゃうよ…笑』

大｢…寂しいんやろ｣

『…ん?』

淡｢みんなバラバラになっちゃう…

とか考えてたんやろ?｣

『バレバレやん』

｢｢当たり前じゃ｣｣

『息ぴったり』

大｢幼馴染やからな。笑｣

『…幼馴染か』

淡｢もー、なんやねん!!笑

そない悲しい顔すんなや｣

『ごめん…』

大｢進路は別々なるかもしれんけど

二度と会えへんってことないんやから。

会いたい時は会えばええんやし｣

『うん…』

淡｢やから、少しの辛抱やで。

いつか、3人でまた集まって飲もうや｣

大｢まだ未成年やのによく言うわ｣

淡｢あ、大津抜きでええんやな?｣

大｢それはないて!!｣

『ふふ笑』

｢｢何わろてんの｣｣

『なんでもない。笑

ありがとう』

大｢やけに素直…｣

淡｢きしょくわるぅ…｣

『前言撤回』

なんてバカ騒ぎしながら

肩を並べて最後の帰り道を歩いいて行く。

あれから12年が経った。

なんとなーく応募した収録の観覧が当たった。

とりあえず…行くか。

そうして現場に到着。

ｽﾀ｢こちらの席になります｣

スタッフさんに案内された席に座る。

『1番前じゃん…。』

そう、私の席は前列の1番右

ラッキーと思いつつ始まるのを待つ

しばらくすると出演者が続々出てくる

『えっ…』

なんとなんと広次と幸誠が芸人になってました

前々から面白かったし成功してるみたいだし

なんだか安心した。

その後もネタやトークなどが行われ

会場も笑いに包まれて収録が終わった。

ふぅ…たのしかったぁ

なんて考えながら会場を出ようとすると

ｽﾀ｢すいません。雪澤さんですか?｣

『そうですけど…』

スタッフさんに呼び止められた。

続