大切な仲間。【Fischer's】1

25話 ページ26

Aside








A「…お、おじゃまします」








…人の家に行くのって緊張するな。









そんな私の気持ちを知ってか知らずか、マサイはスタスタと歩いて行ってしまう。








…ついて行けばいいのかな。








階段を上がると、マサイは1つの部屋の前に止まり、








マサイ「ここが俺の部屋」






と一言。









マサイ「適当に座ってて」









A「うん」









マサイ「お菓子と飲み物取ってくる」








うわー。







マサイの部屋に一人だよ。









てか、男のくせに無駄に綺麗な部屋だな。







…カメラが置いてある。




好きなのかな？






…まあ、そんなに興味無いけど。









…写真がある。


マサイとお父さん、お母さんらしき人が映っている。









それを見た瞬間、胸が苦しくなった。








…何これ、なんか変な気分…。









マサイ「お待たせ〜、ダーマ少し遅くなっ、A！？どうした！？」









マサイが何故か驚いている。









A「…え、何が」









マサイ「…何で泣いてんの？」

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