大切な仲間。【Fischer's】1 (ページ21)

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20話ページ21

Aside

A「…お、おはよう」

マサイ「おはよう。…部活、ですか？」

まあ、そう言われるとは思ってた。

A「…部活には入ってない、です。」

ぎごちなく話す私が心の中で苦笑している。

マサイ「そうですか」

少しの間続く沈黙。

するとマサイ君が口を開いた。

マサイ「あ、あのさ！あったばかりでこんなこと言うのはどうかと思う、のですが…」

A「…うん」

マサイ「…良ければタメ口がいいです。実は、すごくしゃべりづらい…です」

A「…実は私も。じゃあタメ口にしていい…?」

マサイ「…やった！ありがとう！」

マサイ君はどこか安心した顔をしている。

マサイ「えーと、Aさんって何組？」

A「呼び捨てでいいよ。私はA組。…マサイ君は？」

マサイ「じゃあ俺も呼び捨てで。俺はE組、あとぺけも。」

ぺけ？

あ、ぺけたん君か。

マサイ「A組ってことはシルクいるよな？」

A「そうだね。最初からあんな感じだったなぁ」

マサイ「wwまあ、あいつ常にあんな感じだからw」

…話し易い。

マサイと話しているとやっぱりそう感じる。

…やっと “友達„ 出来たのかな。