3-13 大物カムズアップ！ ページ42
寮の出口に向かって猛ダッシュするわたし。
ようやく見えてきたと思ったら、誰かが向こうからやってきた。
「そんなに急いでどうしたんだ？ おっ、なーんかアイツら、騒がしくしてるな〜！」
めっちゃ走って逃げてきたわたしとすれ違っても、
オクタVSサバナの騒動を見ても、悠長にしているこの器。
こやつ、只者ではないな……？ 着ているものも、よく見ないと制服だってわからないくらいラフだし。
わたしがじっと観察していると、金のピアスを揺らしてその人は笑った。
「お前もオレと一緒に行こうぜ！ 今日はモストロ・ラウンジで歓迎の宴だー！！」
「え〜、コホン。
では、3寮合同での歓迎パーティーということで、
今回の件は見逃しておきますが……私、優しいので。
次にまた同じようなことがあれば、各寮の全員に連帯責任として何か罰則を課せますからね！」
「ちげぇよクロウリー、スカラビア寮は関係ねえ。
こいつは宴の資金源、あるいはただの賑やかしだからな」
「おう！ 盛り上げ役は任せとけ！」
モストロ・ラウンジのフロアに集まるたくさんのサバナクロー寮生に、ライオンさん、アズール寮長、そして大物先輩。
その真ん中に立たされてるわたしの隣に学園長。
まさに混沌と書いてカオス。
「あの、これはどういうことなのでしょうか……？」
「サバナクロー寮とオクタヴィネル寮の皆さんで、
Aさん、あなたの歓迎会を開いてくださるんだそうですよ。
良かったじゃないですか。ま、私はその様な申請は
一切聞いていないのですけれどもねえ。」
店内はいかにも急拵えといった感じのパーティー仕様にカスタマイズされており、いつのまにか寮生たちの
手にはクラッカーが。
「お前ら、準備はいいか？ いっくぞ〜！
せーの、」
「「Aさん、ナイトレイブンカレッジへようこそ！！」」
「えっ……………。あ、ありがとうございますっ！」
なにこれ。
なんかめっちゃ低い歓迎の掛け声とクラッカーの紙吹雪を浴びているんだけど。
「え〜っと、雑用係のA！ だったっけ？
今日は楽しく、食べて歌って踊ろうぜ！
なあ、みんな！」
「「おう！！」」
さすが大物、ガタイのいい生徒が揃うサバナクロー寮の人たちにも物怖じしない豪快さ。自身は背が高い方ではないのに、存在感がすごい。
「レオナ、お前も好きなの頼めよ！
アズール、約束通り、今日の請求は全部オレんちに回しといてくれ！！」
「かしこまりました。いつもありがとうございます、カリムさん」
この時の脳内ナレーションはこうだ。
「NRCの大物・ボンボンのカリム、ここに現れり！！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
洋梨のコンポート
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーキャラクター
ジャック・ハウル
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ﾜﾋﾞｯﾁ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！コメントいただけて嬉しいです！ (2021年1月28日 23時) (
レス) id: 3bacfd04fc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそすみません；；頑張って下さいね。 (2021年1月28日 23時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ﾜﾋﾞｯﾁ(プロフ) - 星猫さん» ワンピースはみてないんです…ごめんなさい！ (2021年1月28日 23時) (レス) id: 3bacfd04fc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？後、ワンピースは知ってます？ (2021年1月28日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ﾜﾋﾞｯﾁ(プロフ) - 星猫さん» たくさんありますよ〜！好きなのは幽遊白書です (2021年1月26日 22時) (レス) id: 3bacfd04fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾜﾋﾞｯﾁ | 作成日時：2020年12月21日 23時
