生徒会にはもう1人女の子が居ます。【ワケあり生徒会!】 (ページ5)

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▽５　強制連行ページ5

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瞳が、眉間に皺を寄せたままずっと優斗の事を見ていると

それに気が付いた優斗が瞳ににっこりと笑顔を見せた。

うわぁ。ワザとらしい。

「僕、キラユウト!よろしく～」

そのまま自己紹介をして、瞳の手を取り上下にブンブン振った。

私は、そんな優斗の幼く見せる行動は

見慣れているのだけれど、初めて見る瞳は呆気に取られてるじゃない。

「優斗。。」

そんな物はお構いなしに、強制的に瞳を立たせた優斗は

そのまま腕を引っ張って歩き出した。

「ヒトミちゃんだよねー?じゃあ行こっか!」

「ちょ、授業!もうすぐ１限でしょ!?」

優斗に引っ張られ、２・３歩進んだところで思い出したかの様に瞳が制した

のだけれど、この人達の辞書に"授業"等と言う単語は乗っていない。

ましてや、次の授業の先生は彼にしてみれば

「わー、真面目だねー。でも次の先生友達だから大丈夫ー!僕から言っとくからー!」

「意味わかんないから!とりあえず、私は授業に出るの!話があるなら休み時間にして!」

そう。"友達"になっちゃうから、真面目な返しは意味がない。

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