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#22 ページ22

「うーん。やっぱりないよねえ」



図書館でドラゴンに関する書籍や伝説などを読み漁ったけど、やはり人間がドラゴンになる病に関する情報はなにひとつ残されていなかった。

なんの手がかりもないまま、ただただ図書館や本屋に寄って書籍を読み漁る毎日。

これが解決の道を辿っていることすら分からない。

何も分からない。

それが怖かった。

わたしが生きている間に、その方法を見つけることは出来るのだろうか。

それとも、ドラゴンの体に耐えられなくなったウォヌくんは……。

ひとりでいるからか、嫌な妄想ばかりが膨らむ。

ふと、薬局を通りかかる。

これは1種の病なのだろうから、薬を飲めば解決するかな……?

店内に足を進め、色々な薬を見て回る。

こんな所に売られていたら、苦労しないか……。

ひとまず胃腸薬だけ購入し、洞窟へと戻った。



「おかえりー、A。……ぬがっ!? 変な匂い!」



ジュンフィが顔を歪め、ウォヌくんの背後に隠れる。

彼の目線の先には、わたしが抱えている紙袋。

この中には胃腸薬が入っている。

まさか、この匂いを感じた……?



「薬買ってきたの。ほら、ジュンフィのお腹が壊れたら困るから……」

「む! 僕、壊さない! 土食う!」

「ダメだよ!?」



ジュンフィは土を手づかみし、食べようとするので慌てて止めた。



「今夜は北の方へ向かおうと思うよ。ウォヌくん、移動できるかな?」

《任せて》

「ありがとう。じゃあ、ご飯にしよっか」

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らららー(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!(*・ω・)ノ (2022年6月19日 18時) (レス) id: 26d6d8e78e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜々子 | 作成日時:2021年12月8日 13時

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