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#21 ページ21

ウォヌside




「ウォヌ、大きね? 背、どれくらい?」



ジュンフィと2人きりになり、彼がそう尋ねる。

それは人間だった時のことだろうか。

ふと疑問を思うと。



「うん。人間のとき!」



文字を指す前に彼は答える。

人間だった時の身長を答えると、「同じくらい〜」とジュンフィは何故か喜んだ。



「ウォヌがこれしなくても大丈夫。言葉、分かる!」



ジュンフィは俺が持っていたAお手製の文字表を指す。

手話が出来るということだろうか。



「んー。聞こえる。ウォヌの声、聞こえる!」



俺はさっきから声を出していないはずなのに、俺の言葉が理解出来るというのは……。

テレパシーが使える、ということだろうか。



「ここに聞こえる! ウォヌ、綺麗な声」



ジュンフィは自分の頭をつつく。

俺の声が……ジュンフィの頭の中に流れるのか。

つくづく、この男はよく分からない。

ということは、Aの考えていることも分かるのか?



「Aは分かんない。言葉だけ分かる」



俺が心の中で思った言葉だけ理解出来るのか……。

変な奴。

……ということは、俺がAに対しての気持ちも。



「ウォヌ、A好き?」



しまった。



「僕もー。A、いい人。可愛いから好き」



お前が思っている俺の“好き”とお前の“好き”は違うぞ。

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らららー(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!(*・ω・)ノ (2022年6月19日 18時) (レス) id: 26d6d8e78e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜々子 | 作成日時:2021年12月8日 13時

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