五十三話 ページ7
A視点
クロルス「まぁ、前世での夫としてAに忠告してやろう。
あまり周りを信じないことだな。」
なに、それ、
A「...手は打ってるってことね...。」
クロルス「ははっ！安心しろ。今は何もしないと言っただろ？俺のものになるまでの僅かな時間を大切にしておけ。」
A「あなたのものになる気は無い。」
クロルス「言っただろ？決定事項だ、とな。」
A「ふざけないで。」
これ以上こんなやつに壊されてたまるか。
その涼しい顔をしているこいつに殴りかかろうと思わず立ち上がる。
「失礼します、グルッペンの友達ではないのなら、不法侵入で訴えますよ。今すぐ出ていきなさい。」
そう凛とした声が聞こえ、見ると着物を着た背の高い女性がいて、その人は、グルッペンと同じ金髪の綺麗な女性がいた。
「なんだ、友達ではなかったのか。グルッペン。」
その女性の後ろにはガタイがよく、いかにも強面な男性が立っていて、口調から察するにグルッペンの父親母親ということが分かった。
グルッペン「...ええ、知り合いですらありません。」
母親「じゃあ、帰って頂けますか。それとも、
不法侵入で訴えるわよ。」
クロルス「...ちっ、じゃあな、A。
また前世のように愛し合おう。」
A「お断りよ。そんなこと。」
気持ち悪い顔をして悠々と帰っていくあいつの姿を見て込み上げて来る吐き気を抑え、グルッペンの両親に感謝を伝える。
あいつの姿はもう二度と見たくない。
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キング(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！！！励みになります！！グダグダですがよろしくお願いします！ (2019年9月5日 0時) (
レス) id: ab38b4d02c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - とっても面白くて良い作品ですね！これからも無理せず頑張って下さい！応援してます！ (2019年9月4日 22時) (レス) id: ff84c9d995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キング | 作者ホームページ：http://Kingggggggg73
作成日時：2019年8月5日 17時
