16話 ページ16
sha視点
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sha「は……ぇ?な、かむ、?」
br「ぁ……え、ぅ゛…お゛ぇ……はッ、はッ」
相当血が出ているのと腹の部分が浅めに抉られている。理解が追い付かない。
ぶるーくはこういうのが苦手なせいか青ざめたまま吐いている。
駄目だ、見てらんねぇ。これ以上精神が傷付いたら壊れる。急に肩を掴まれ、泣き叫ぶような声で訴えられる。
br「シャークん!!はやくしないとなかむが!!」
sha「1回落ち着け!!こんな危機が迫ってる時に焦って行動したってメリットなんかひとつもねぇんだよ!!」
はっ、と我に返ったかのように力が抜け地面に座り込んでいる。
その後、涙を流した。
br「僕ッ…なぁんにも…役にッ、立てないなぁ……グスッ…ぅ゛……グスッ…ズビッ」
sha「……俺だって、俺だって泣きてぇよ、今すぐ」
自分の声が震えているのは自覚している。話を続けた。
sha「昨日まで大切な仲間だったやつが極悪人の共犯者になって、俺らは閉じ込められてよ…挙句の果て仲間を失いそうになってるし、もううんざりだ。これが夢なら今すぐ覚めて欲しいわ。」
その時、扉が勢いよく開いた。
sm「お前ら!!!早く来いよ!!!!」
sha「スマイル!?!!?」
記憶の片隅にしか無かった存在が現れた。まさかこいつが来るとは……
sm「なかむは出血し続けてる!!俺はさっき彼奴らが居ないこと確認して手錠外して逃げてきた!!行くなら今の内だ!!!」
普段出さないような大声だけど彼奴らに聞こえないような声で伝えてくる。
急がなければなかむは死んでしまう。本能がそう言っていた。
ぶるーくが溢れ出した涙を拭っていた。
br「……そうだよね、泣いてる場合じゃないや。急ぐかぁ!!」
sha「おう、その調子だぶるーく!」
sm「彼奴らがいない内に急ぐぞ!!」
3人で急ぎつつも静かに、足音を立てずになかむの部屋へと向かう。
***
新作を作り、「做かった心に」を更新停止にしました。お話の説明欄に作品を乗せておきます。
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喜怒哀ラク - らむね☆さん» コメント有難う御座います。モチベめちゃめちゃ上がりました!!そういう言葉をもらえると書く気力も貰えるので嬉しいです😭 (2022年1月1日 0時) (レス) id: 7fe951cb4f (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀ラク - 箱白さん» コメント有難う御座います。返信遅くなりました💦モチベ上がりました(単純)マジ可愛いですよね(自画自賛) (2022年1月1日 0時) (レス) @page13 id: 7fe951cb4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね☆ - いつも楽しく読ませていただいてます!更新頑張ってください! (2021年12月23日 18時) (レス) @page13 id: c354f2b99d (このIDを非表示/違反報告)
箱白(プロフ) - なんだこれ、笑って吐血しちゃうbrさん可愛いかよ天才じゃん… (2021年12月17日 22時) (レス) id: 812304a9b7 (このIDを非表示/違反報告)
シラスとあずき - この才能を僕にも分けてくれ...!。 (2021年12月12日 21時) (レス) @page7 id: 614a0191a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:喜怒哀ラク | 作成日時:2021年11月29日 17時