月魔の館にようこそ[3] (ページ1)

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能力者90人目(千登勢) ページ1

side千登勢

はぁ、今日も疲れた
結局妹の情報なんて無かったし。

ていうか、アリスさんとまほさん今日おかしくない？なんか、死にたいとか怖がっていると言うかその辺。

いや、あの二人は大切な人によってあげよう。
私はただ無事で見守る事しか出来ないんだ。

それだけかな。。

はぁ。ため息ばっかだな私。
スマホなんて楽に使えないし、方向音痴にはならないけど←
最近の流行りって何だろう。
もう良いや、寝よう。

夢の中にて

「千登勢ちゃんってさぁ、名前変わっているよね。まるで昔の人みたいw」

「それにさぁ、最近の流行りなんて乗っていないんだよ？w時代遅れているわぁ」

「て言うか、あいつ調子乗ってね？頭が良いからってw」

・・・・黙れよ、本当、赤の他人なのに。

「お姉ちゃんは料理が出来るしなんでも出来る！周りに合わせなくても良いんだよ？お姉ちゃん」

あはは、妹に叱られるのは。。。私、お姉ちゃん失格だね………

「ごめん、お姉ちゃん。私行かなきゃ、月魔の館に。お姉ちゃんの事を紹介してくるよ！」

行かないで、お願いだから。

大切な貴方を。。。

「もう妹はいないんだ、千登勢」

「お母さんの言う通り、春奈はもういない。」

なんでなんで居ないって言うの？
まだ見つかっていないんでしょ？

『うるさい！妹は……妹は居るの！』

こうして私は出て行ったかなぁ。
瞬間移動しながら、妹を探しに。
でも、見つからなくて屋上で死のうと思っていた瞬間。あいつにあったんだっけ？

「やぁ、有山千登勢。僕と契約して、能力者になってよ。君は妹を探しているのだろう？」

あぁその通りだ。だけど、私の願い事は違った。
この時の私はバカだった。その時はいじめられ、周りから期待をされてストレスが溜まったから。

『私は____を滅す存在になりたい。』

何を滅すのは覚えてないでも、当時の私は
世界の事なんて私にはどうでも良かった。
どうせ、みんなは赤の他人だって。
でも妹だけは違った。
私の事を思っていて、、、それから、、、
それからなんだっけ？

『……！？はぁ、はぁ、はぁ、』

夢で良かった…？←いやいや。

とりあえず、アイス食べよう。