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後編 ページ6

次の日。木こりの樋口が湖の近くにいました。
目的はと云うと。



「ふふふっ。これで私の望みが叶えられる」

「貴方の望みとは何なンですか?」

「うわぁっ」



突然、湖から現れた女神に驚いた樋口。
斧を落としてしまいます。



「あぁあ」

「すみませんでしたッ。ボクの所為で」

「まぁ、良いですよ。その代わりと云っては、なんですが……」



すると、木こりが内ポケットから銃を取り出しました。
赤ずきんもでしたが、物騒な物を持ちすぎです。



「脅しですか?」

「頼みを聞いてくれたらなおしますよ」

「――……まぁ、ボクは身動きが取れないから、なンにも出来ないンですよ。それで、頼みッて?」



すると、樋口は顔を真っ赤にして口をもごもごさせ始めました。
一体何があったのでしょう。暫くすると、漸く話し始めました。



「実は、私にお見合いの話があって、断る為に、自分の恋人を探しているのです」

「え?!あの、ボ、ボクは心に決めた方g」

「人間で」



良いと云っても無いのに、否定された女神は、何かを思い出したかの様に湖に入っていきます。
戻って来た女神の腕の中には、芥川と云う青年が。最近、湖に足を滑らせて落ちてしまったとか。



「カッコいい……。その方にします!叶えて下さい!」

「ボクの仕事は、願いを叶えるッて云うンじゃないンだけど……」



銃をなおしながら即答しました。
こうして、樋口も姐さんも幸せな生活を送りましたとさ。
めでたしめでたし。

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のぞか(プロフ) - 中原アリスさん» いつもご覧いただきありがとうございます。リクエストして下さった上、感想まで頂けるとは…… 期待に応えられる様、頑張ります。 (2017年5月6日 12時) (レス) id: 063c1ac695 (このIDを非表示/違反報告)
中原アリス(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます。面白かったです。次回作人魚姫楽しみにしてます。 (2017年5月6日 1時) (レス) id: 48681b91db (このIDを非表示/違反報告)
のぞか(プロフ) - 坂田葵さん» アイデア、ありがとうございます!順番に更新させて頂く形ですので、一作挟んだ後に作らせて頂きます!遅くなるかもしれませんが必ず作ります! (2017年4月30日 20時) (レス) id: 063c1ac695 (このIDを非表示/違反報告)
坂田葵(プロフ) - エリスちゃんとか鏡花ちゃんとても可愛いです!!リクエストで中也で人魚姫ってやってもらえますか? (2017年4月30日 20時) (レス) id: 47bd2bc314 (このIDを非表示/違反報告)
のぞか(プロフ) - 中原アリスさん» アイデア、ありがとうございます!次回作にて、早速使わさせて頂きます! (2017年4月26日 22時) (レス) id: 063c1ac695 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のぞか | 作成日時:2016年11月5日 16時

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