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所詮は親戚である。お盆と年末年始くらいしか会うことは無く、思春期に入ったAと話すことさえ無かった。髪は艶やかに伸びて、人見知りする彼女は短くなったスカートを履いていた。
「もうAも高校生かぁ」
年賀状に印刷された写真をハサミで切り取る。残りをゴミ箱に捨てて、アルバムに入れた。小学生の頃の天真爛漫な感じも好きだけれど、おしとやかな感じも好きだ。
写真をアルバムに入れる。はにかんで手でピースを作っている彼女を見るたびに胸が高鳴った。
こんなおっさんは、いややって言うやろうか。
もう一度彼女と一緒に暮らすことを夢見て数年。彼女はこちらの大学に進学する予定らしく、俺のところで一時的に暮らす。
「もう帰さんからな」
俺の執着、俺の愛し子、俺の天使よ！そのうつくしい翼を捨てて、どうかこちらまで堕ちてきて欲しい。
ラッキーカラー
あずきいろ
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ショッピ
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作者名：天の河 x他1人 | 作成日時：2021年6月6日 16時
